赤羽までの各駅停車の旅に思うこと・・・

 今回は先日おはなししたヤマナカ模型の閉店に関連した紀行ばなしです。
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 閉店の第一報を聞いた直後にたまたま平日休が重なっていた事で「これは閉店前に一度は行かなければ」という気持ちになり、早速上京の準備にかかったのですが、当日が朝から雨という気候で開けてしまったのには参りました。

 普段ならこういう場合の上京には車を使うのが常なのですが、何分雨の道路が苦手な車なので(走行性には問題がないのですが、車高が低いので飛沫を浴びやすく視界が確保しにくい)躊躇してしまいます。鉄道を使う場合は自宅から駅までの距離が半端ないのがこれまたネック。
 が、予算の都合もあり結局、いつもより早起きして始発バス(これがまたダイヤがあって無きが如しなので相当な時間の余裕が必要なのですが)と各駅停車を乗り継ぐ形になりました。
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 現住地から赤羽に行くには最低2回か3回の乗り換えが必要で、車より時間が掛かる(経費はほぼ同じですが)のは確かですが、そんな訳で久しぶりに各駅停車の電車での上京です。

 家を出た時から霧雨模様だったのが、列車に乗る頃から雨脚は強まり、八王子以東からは本降りで風も加わる気候。
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 ですが、久しぶりに乗る普通電車は忙しなさを感じないのんびりしたもので、ゆったりとした旅路となりました。通勤時間を過ぎると車内もそれなりにガラガラになり、反対側の窓を通して雨雲に煙る山並みを眺めるのも乙なものです。
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 幸いにも電車もボックス席の仕様で適度に田舎臭いところも雰囲気満点。これで駅弁でもかっ込んでビールで一服付ければ「いい旅夢気分」(爆笑)ではありますが、少ない乗客ながらも、車内でものを食べている客は見つからず幾分世知辛いものがあります。
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 立川から先は普通のE233系の乗り継ぎで「都会の通勤デンシャ」の気分に切り替わりますが、これはまたこれで田舎者には上京気分を盛り上げます。昨年の秋以来久しぶりの「普通電車の旅」でしたから何に乗っても嬉しいのかもしれません(笑)
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 が、結局その日の昼食は「神田駅前の富士そばでもりそば」になりましたが(汗)
 ヤマナカからの帰路もほぼ全編雨に降られ、豪雨一歩手前位の激しい降りの中帰宅することになりました。
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 天候面では最悪に近い上京でしたが、ひさしぶりの各駅停車の旅に「何かが満たされた気がする」のが一番の収穫だった気もします。
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 ちなみにその日の晩飯は「立川駅で買った総菜パン一式」
 都会の良いところはエキナカでもそこそこ弁当、総菜系が充実している点ですね。やはり物理的な通勤客の多さがエキナカの利便性を高めているのでしょう。昔よりもしょぼくなったとはいえエキナカで晩飯が買えるというのはやっぱりすごい事だと思います。
 現住地の駅なんか駅そば一つありゃしないのですから。
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この記事へのコメント

匿名希望
2024年10月23日 10:13
地方の鉄道が成り立たない理由(不便さ)が図らずも示されましたね。
クルマ社会になるわけです。
光山市交通局
2024年10月23日 22:47
>匿名希望さん

 今回の道程を辿って感じたのもそんな印象でした。

 鉄道なんかはまだいい方でして、接続のバスが「バス停に来るのが10分遅れは当たり前、ダイヤ上は20分で着くところが50分以上かかる」なんて現実を見ると現住地に関する限り公共交通機関自体が崩壊状態に近い印象すら受けます。

 現に今回はバスが遅れている間に電車を3本逃す羽目になっていますし、これが通学だったら遅刻は確実でしょうね。

 なにしろうちの故郷ですらきちんと機能している「バス優先レーン」が存在しない上に左車線の路駐が当たり前になっている現実
 マイカーが多いからダイヤが守れず、結果客が離れてマイカーへの依存度が高くなるという悪循環は確かにありますね。