「TEZMO SYNDOROME」と学研の485系のはなし

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 今回の帰省は10月と11月の切り替わりのタイミングの日程だったのですが、到着の夜にスマホを覗いたらWEBコミックの「TEZMO SYNDOROME」が更新されていたのは嬉しい驚きでした。

 しかもこのところの帰省やJAMなんかでヴィンテージモデルを見つける事が多かっただけに実にタイムリーな題材だったのが二重の喜びだったりします。
 (1両なんかはもろに前回の帰省での入線車でしたし)

 例によって本編をご覧いただいてからわたし個人の思い出ばなしに移った方がよろしいかと思います。
 本編はこちらです
 味わいのある鉄道模型もまた愛おしい。TEZMO SYNDROME(テツモ・シンドローム)41話

 
 本編で取り上げられている「学研の電車モデル」は登場のタイミングがKATOの181系とほぼ同じ時期だったのでこの趣味を始めた時のわたしを驚かせた思い出深いモデルでしたし、その後の趣味の再開後も折に触れて縁のあるモデルが多かったです。
 (趣味の再開時には「学研の電車を全モデル入線させることになる」なんて想像すらできませんでしたから)
 趣味を始めた前後の時期にクハネ583だけ2両購入したのは良かったものの、後が続かずそのままになり、趣味の再開後に改めて583,485系の両編成を揃えたといういきさつがありました。
 その間に、再開直後に入手していたもののほかの車両が揃わずに宙に浮いていたモハネ583(M車)をクリーニング列車の牽引用にドナーしたりもしていますが。
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 何しろ当時の専門誌で「『あれは走らない』と小学生にも指摘された」と書かれたくらいのモデルだったのですが、私が最初に入線させた編成では特に問題なく走りましたから風奈と同様に当たりのモデルを引き当てたのでしょう。
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 とはいえ、その数年後に不動品の動力車を200円くらいで購入し走る様に持って行ったのも一つの思い出として残っています。
 (583系の時もそうだったのですが「ドライブシャフトのすっぽ抜け或いは紛失」トラブルが多いのも学研の電車の特徴のひとつでした)
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 ただ、それを別にするとモデルとしては「屋根上を含めてライト類が点灯する」のはかなり嬉しいギミックでしたし、モールドが強めだったとはいえ485系や583系の「電気釜フェイス」を表現できていた事から決して悪印象ばかりではなかったことも確かです。

 因みに今回のコミックで風奈が485系とコラボさせていたTOMIXのDD13も偶然今回の帰省の折に中古モデルを増備させていますが、モールドの強さや適度に緩い造形も今回の学研モデルとの釣り合いが取れていていい雰囲気ですね(発売時期もほぼ重なっていますし)
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 ED70の方はなかなか出物に当たらないモデルですが、これもパンタが欠落していたジャンク品をレストアした思い出がありました。
 造形に繊細さは薄いですが屋根上の強めのディテーリングが存在感を感じさせる点で「あの頃のNゲージらしさを感じさせる一品」でした。
 (ED75でそういう印象を感じにくいのはなぜだろう?)

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 かの「鉄道模型考古学N」では「(TOMIXのモデルが)最初で最後の模型化になるだろう」と書かれていましたが、ずっと後にマイクロエースとKATOが相次いで製品化。まさに時代の変化を感じる思いがします。

光山鉄道管理局
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この記事へのコメント

匿名希望
2024年11月06日 10:07
黎明期のNゲージモデルは造形はともかくとかくオーバースケール(あるいは腰高)のものが多いのが現代のファインスケール車両と混ぜて遊ぶには難しいところですね。
KATOが日本型Nゲージに1/150ではなく1/144を採用してくれていればと心底思います。
でも、DD51はやっぱりTOMIXの初代製品が一番好きだったりします。大きくてもバレにくいですし。
光山市交通局
2024年11月07日 20:47
>匿名希望さん

 あの当時は比較対象がなかったので、多少のスケールアウトは気が付かなかったものですが、30年も経つとファインスケール化が可能になってきたこともあって、旧モデルと直接並べるのがしんどい場面も増えましたね。

 端的な例がDD13でナインスケール→マイクロエース→現行のKATOと繋げると見事なパースのついた「走る遠近法」みたいなサイズ差が楽しめます(笑)

 飾るときなどは逆に遠近感の表現に旧モデルを使うのも一法かもしれません。