時速320キロの悦楽(笑)
先日の今年四度目の帰省に関連したネタです。
今回の帰省では現地で昼間の自由時間がほとんど取れないスケジュールでしたが、その分は往復の電車旅で補う形となりました。
豪華な駅弁に朝酒という組み合わせなどはその際たる物ですが、今回はそこそこ天候に恵まれたこともあって車窓風景も楽しむ事ができました。
中央線の「あずさ」は(諸般の事情からとはいえ)甲府からの乗車だった事が幸いして早朝のスッキリしたアルプスの稜線を楽しめましたし、東京までの快速でE233系2階建電車に乗れたのも一種幸運でした。
ですが全行程の半分以上を占め、印象が強かったのはやっぱりE5系新幹線の「はやぶさ」のそれでした。
「あずさ」では売っていない「車内売りのコーヒー」とか背もたれに挟んである「トランヴェール」なんかも旅の優雅さを引き立てますが、やっぱり1番のおかずは「短時間に流れる様に入れ替わる車窓風景の妙」でしょう。
車で走っていればどうという事のない景色も「時速300キロ以上の車窓から眺めると車はスローモーション、人間は停まって見える」異次元感。
20年以上前に始めて仙台連結の「こまち」で岩手を走った時には「時速250キロで気分が悪くなった」のが嘘みたいですw
そこでふと思い出して引っ張り出したのがi-Phoneで見られる「GPS速度計」
かつて東海道新幹線が開通した時には「食堂車の壁にスピードメーターがあった」そうですが、今や同じ事が(GPSが受信さえできれば)どの席でもできるのですからすごい話です。
私の場合、こういうのは今まで車でしか使っていなかったのですが、スマホの速度計なんて電車で使う方がぴったりきます。
早速スイッチを入れたら「160Kmまでしか表示しないアナログメータがいきなりぶっちぎり状態」になったのには笑いましたw
下のデジタルメータで実際の速度が出るのですが、トンネル以外は1キロ単位で正確に表示してくださいます。それによると仙台〜盛岡間は概ね300Km内外。320キロ走行は専ら福島南部〜栃木の辺りまでの様です。
調子に乗って、S660用にインストールしてあるHONDAインターナビを起動してみましたが、ナビの地図が「まるでワープでもしている様な勢いで画面がスクロールしてゆく」のが面白かったw
それでいて道路沿いのコンビニやらGSも律義に表示するのですが、通過の際にその場所を実際に見られるので一種の観光ガイドみたいな使い方もできそうです(それともGPS連動の車窓風景検索ソフトなんてのもあるのかな?)
まあ、カーナビで「時速320キロを体験する」なんてそう滅多にないですから新幹線は面白いです。
普通にE5系に乗っていると忘れがちですが「地上で時速320キロ巡航」というのは確かに異次元の世界ではあります。
「MFゴースト」に出てくるモンスターマシンでも時速300キロなんてレース中のほんの数分くらいしか出さないのに、E5系なら「それが客を乗せて走る普通の巡航速度」なのですから。
今回改めてそれを認識させてくれたのは収穫でした。
光山鉄道管理局
HPです。
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この記事へのコメント
スマホのアプリで、面白いことが出来るそうで、筆者が初めて持った端末が「PHS」と言う、今で言うモバイルでした。
今や「スマホ」と言う、進化したモバイルがあり、使い方次第では、かなり便利な世の中になったものだと、感心しています。
ところで、筆者は乗ったことはなかったですが… トワイライトエクスプレスの客車の大阪方の、最上級の個室には、カーナビのシステムを応用した、居場所を表示出来る画面があったようで、大阪を出てから、北海道へ向かう道中、列車(トワイライトエクスプレス)が、日本列島のどの辺りを走っているのかを、表示してくれるシステムが存在しました。
路線図が地形と共に表示されますから、その画面を眺めながら車窓の景色が、日本の何処を走っているのかを理解出来るシステムでした。
トワイライトエクスプレスも過去の列車になってしまいましたが、寝台列車の「北斗星」には、2回乗る機会があったのが救いです。
返事が遅くなってしまいすみません(大汗)
私も最初の携帯はPHSでした(いまでも職場内での通信手段はPHSです)
今回の帰省ではスマホの威力を十二分に実感しました。速度計はもちろんですが、路線バスに乗るのにもスマホのアプリとモバイルスイカが必須と言うのが今の時代なのですね(これについてはいずれ触れる予定です)
列車、それも高速列車には現在地の表示機能はかなり有効ですね(ただ、トンネル内では一時死にますしトンネルを出た直後の再測位に時間を食いますが)もしいいアプリがあるならインストールしたいところです。
岩手出身なのに北斗星もカシオペアも見るだけでした(それどころか「ゆうづる」も汗)トワイライトに至っては見る事も叶っていません(汗)