カツミの111系の出戻り入線(笑)
今回は2024年最後の16番モデルのはなしです。

もう、9年も前の事になりますか、某中古ショップでカツミ模型店の111系4連を入手した事がありました。
が、その時に「M車単独では走行できるのにT車を繋ぐと動かなくなる」というトラブルがあり、割合早い段階で知り合いに譲渡してしまった過去がありました。
で、時は流れ去年の夏にその知り合いを訪ねた時、その111系がまだ棚ざらしになっていたのを見つけたのです。知り合いに聞くと結局あれから動かす事なくそのままほっとかれたとの由。
なんだか不憫な気がして本人の許可をもらい再び持ち帰りました。

9年前と違う所と言うと、HOモデルのレストアの経験が若干増えた(特にカワイモデルの60型蒸気で、集電系のレストアをやった)事くらいです。
今回のモデルも相変わらずM車単独なら走るのに、T車を繋げるとうんともすんとも言いません。これはやっぱりT車の集電系の問題の様です。

なのでT車の絶縁車輪の向きを何度かいじったのですがやはり症状は変わりません。
ここまでやってさて、どうした物かと思ったのですが、改めてよく見るとT車の車輪のいくつかが車軸絶縁の車輪だったのです。とすると絶縁体なしの金属製の車軸から金属製の台車枠を経由してショートした可能性が高いと思われます。
購入した当時は車輪が変わっているとは考えなかったので盲点だったのですが、当時に比べて多少はHOゲージモデルの構造がわかってきたから気づいたとも言える訳で(汗)

そこから推察するにおそらく前ユーザーは何かのトラブルでT車の車輪を交換した際に絶縁の事を考慮せずに適当な車輪をあてがったために前記の症状で運転ができなくなり、そのまま売ってしまった・・・とも思われます。
なので改めて通販で同じ径の片側絶縁車輪を購入して再度入れ替えたところ、
見事に走りが復活しました。4連を組んでも問題なく走行可能です。
9年目にしてようやく111系は復活を果たしました。

HOに関して言うならまさに2024年最後の一大プレゼントと言えるかもしれません。
今年のグランシップにでも持ち込んでジャンクの花道を飾ってやりたいと思っています。
光山鉄道管理局
HPです。

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もう、9年も前の事になりますか、某中古ショップでカツミ模型店の111系4連を入手した事がありました。
が、その時に「M車単独では走行できるのにT車を繋ぐと動かなくなる」というトラブルがあり、割合早い段階で知り合いに譲渡してしまった過去がありました。
で、時は流れ去年の夏にその知り合いを訪ねた時、その111系がまだ棚ざらしになっていたのを見つけたのです。知り合いに聞くと結局あれから動かす事なくそのままほっとかれたとの由。
なんだか不憫な気がして本人の許可をもらい再び持ち帰りました。

9年前と違う所と言うと、HOモデルのレストアの経験が若干増えた(特にカワイモデルの60型蒸気で、集電系のレストアをやった)事くらいです。
今回のモデルも相変わらずM車単独なら走るのに、T車を繋げるとうんともすんとも言いません。これはやっぱりT車の集電系の問題の様です。

なのでT車の絶縁車輪の向きを何度かいじったのですがやはり症状は変わりません。
ここまでやってさて、どうした物かと思ったのですが、改めてよく見るとT車の車輪のいくつかが車軸絶縁の車輪だったのです。とすると絶縁体なしの金属製の車軸から金属製の台車枠を経由してショートした可能性が高いと思われます。
購入した当時は車輪が変わっているとは考えなかったので盲点だったのですが、当時に比べて多少はHOゲージモデルの構造がわかってきたから気づいたとも言える訳で(汗)

そこから推察するにおそらく前ユーザーは何かのトラブルでT車の車輪を交換した際に絶縁の事を考慮せずに適当な車輪をあてがったために前記の症状で運転ができなくなり、そのまま売ってしまった・・・とも思われます。
なので改めて通販で同じ径の片側絶縁車輪を購入して再度入れ替えたところ、
見事に走りが復活しました。4連を組んでも問題なく走行可能です。
9年目にしてようやく111系は復活を果たしました。

HOに関して言うならまさに2024年最後の一大プレゼントと言えるかもしれません。
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この記事へのコメント
車輪の片絶両絶はNゲージでもたまに問題になりますね。
というかGMすら両絶車輪に移行していて片絶車輪はKATOの貨車から取るくらいしか手に入れる手段がないように思います。
金属台車のアルモデル製品とかあと一部の鉄コレにTNカプラー付けるときに車軸の細い片絶車輪が必要になるんですよね。悩ましいところです。
これは「両側絶縁」ではなく「車軸で絶縁」じゃないんですか?
NですがアルナインのHP「木造2軸客車下まわりキット」の項の説明で。
・鉄コレのトレーラー用の「中空軸絶縁の車輪(車軸中央がプラパイプで両車輪までは電気が流れる)」。
→×金属製の軸受けから電気が通じるため使用不可
・GMなどの「片絶車輪(片側の車輪中心部分にプラスチックがあって軸と絶縁、反対は通電)」。
→△左右の向きをそろえていれば大丈夫。(逆だと通電してアウト)
こんな感じなんですけど・・・
今月用事があって立川市に行った際にエンドウのショールームに立ち寄りました。車輪については専用のものが用意されたいますが、古い製品を個人で直せる人がだんだんと少くなってきていると店員さんが言ってました。室内灯ユニットについても代替品を勧められることはもちろん、一体成型の床下パーツはホワイトメタルの立派なものに変更されてます。(動力ユニットに関しては述べません)やれる人はいるでしょうがほとんどの人が足りないパーツの取り付け(または交換)でお茶を濁すだけで終わりにしてます。
画像の車両はもしかしたら横須賀色でありながら湘南電車と同じ塗り分けにしている(実際にあった)エラー商品かもしれません。
気になってちょっと調べてみましたら一般的な金属台車用のHOの両絶車輪はNの中空軸と違って文字通り両側の車輪とも車軸と絶縁されているのですね。
となると、ありがちなのは片絶車輪の向きが編成で揃っていなくて金属製ドローバーを経由してショート、とかでしょうか。
真鍮製品の製品の車輪は通常片側の車輪の中心に絶縁体を入れて、センターピンを通して前照灯や室内灯に電気を供給するやり方です。両側絶縁車輪は主として貨車のたぐいに用いられます。センターピンとドローバーはどの製品もプラスチック成型の絶縁部品を使って電気が流れないようにしているので、入れ忘れたと考えます。
プラスチック成型の製品ではよほどのことがない限り「はんだ付け」をしないようにしているので、カツミ・エンドウ製品は異質に思えるかもしれません。
>さいとうたいいちさん
>匿名希望さん
返事が遅くなり、すみません。
こちらで調べた範囲では両側絶縁では車軸に通電しないので金属の台車枠でショートはしない様ですね。なので車軸絶縁の車輪だったと思われます。
以前エンドウのプラキット(台車枠は金属製)で貨車を作った折に車軸絶縁の車輪を装着してショートさせた事があったのを思い出しました。
ご指摘ありがとうございました。さっそく修正しておきます。
今回の111系のモデルはご指摘の様にごく初期のモデルと思われます。前照灯の切り替えにセレン整流器を用いている様ですし。
このところわたしが弄る様なモデルは大概モデルが古すぎてASSYで対応しきれない物が多いので、レストアの相談ができる店員さんのいるショップが少ない(と言うか、上京でもしないとない)のが困りものです。
>横須賀色でありながら湘南電車と同じ塗り分けにしている~
NゲージではGM初の完成品モデルだったクハ111横須賀色がこれと同じ塗り分けでした。実車ではごく初期の段階で塗り分け線が変更された様ですね。
一説では膨張色のアイボリーが目立ちすぎて違和感が大きかったためとか言われていますね。