カツミ模型店のED100型電気機関車
実を言いますと今回の記事は9年前にサブブログの記事に上げていたのですが、メインであるこちらの方にアップするのを丸9年間忘れていたというお恥ずかしい経緯のあるネタです。

ですが、今ここで上げないと続きが書けないという事情があるので敢えてアップさせて頂きます(恥)
2015年の秋ごろにカツミのフリー電機のEB10をレストアした折に頂いたコメントで、何人かの方が同様のフリー機でED100形電機の事に触れられていました。
実はこれも私好みの佇まいがあって好きなモデルです。
ですからこれも出物があれば欲しいモデルのひとつだったのですが、今回の上京の折に複数の出物を見つけました。
この「複数」と言う奴が曲者でして、秋葉の某有名ショップでは状態は良さそうなのが1万2千円。
別なショップでは若干瑕疵があって6千円、郊外の某ショップでは更にくたびれた状態の奴が5千円。
フリーの「見る人によっては玩具一歩手前」のモデルとは言えお高い奴だと新車のNゲージならKATOのC12辺りが買えそうなお値段なのは流石は16番です(笑)

この三つの中から選択するとして、わたしの場合は別にレア物のコレクターでもありませんし、少し位の問題も動力の調整やレストアの素材として割り切るなら一番安い奴でも問題ありません。
という訳で、当然の様に3番目のモデルを選びました。
一緒に買ったエンドウのキハ02と併せると「16番の動力車2両買って諭吉さん一人でまだおつりがくる」という買い物ができる辺り、流石は花の東京です。
田舎ではなかなかこうは行きません。
こちらのED100はボディのくたびれ具合は3者の中でも一番でしたし片方のパンタのシューが欠落。
動力は店頭のタグでは「走りました」とありますが試走ができなかったので全くの未知数です。

さて、このED100。
かねての疑問は同社の他のフリーモデルが「EB58」とか「ED66」とか名乗っている様にモデルとなった実車の型番を引き継いでいるのが普通なのにこれだけ架空の「100番」を名乗っている事でした。
今回実際手に取って見て分かりましたが、運転席側の窓の造形、同じく側面のルーバーや明かり取り窓の形状から見てプロトタイプは「EF61」と思われます。
なるほど正直に「ED61」と名乗ったら「実在のED61と間違われる」からではないかと言うのが私なりの推察です(笑)
まあ、それを別にするとこの種のEDタイプのフリーの中では中々好ましいデザインなのは買う前の印象と変わりません。
前に紹介したED66と比べると造形は適度に肩の力が抜けたところがあり、軽い気分で16番の鉄道模型を楽しむにはなかなか良いモデルと思います。
それでいて金属車体の重量感とメッキ仕上げの全金属製パンタグラフは「オモチャとは違うテツドウモケイ」を適度に主張しています。
実際、レストア済みのEB10と並べて見ると(スケール性がどうとかという観点を別にして)なんだか楽しくなってきます。
ところで、今回の写真のED100のボディコンディションはよく覚えておいてください。
次回以降の記事の伏線ですので(笑)
光山鉄道管理局
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ですが、今ここで上げないと続きが書けないという事情があるので敢えてアップさせて頂きます(恥)
2015年の秋ごろにカツミのフリー電機のEB10をレストアした折に頂いたコメントで、何人かの方が同様のフリー機でED100形電機の事に触れられていました。
実はこれも私好みの佇まいがあって好きなモデルです。
ですからこれも出物があれば欲しいモデルのひとつだったのですが、今回の上京の折に複数の出物を見つけました。
この「複数」と言う奴が曲者でして、秋葉の某有名ショップでは状態は良さそうなのが1万2千円。
別なショップでは若干瑕疵があって6千円、郊外の某ショップでは更にくたびれた状態の奴が5千円。
フリーの「見る人によっては玩具一歩手前」のモデルとは言えお高い奴だと新車のNゲージならKATOのC12辺りが買えそうなお値段なのは流石は16番です(笑)

この三つの中から選択するとして、わたしの場合は別にレア物のコレクターでもありませんし、少し位の問題も動力の調整やレストアの素材として割り切るなら一番安い奴でも問題ありません。
という訳で、当然の様に3番目のモデルを選びました。
一緒に買ったエンドウのキハ02と併せると「16番の動力車2両買って諭吉さん一人でまだおつりがくる」という買い物ができる辺り、流石は花の東京です。
田舎ではなかなかこうは行きません。
こちらのED100はボディのくたびれ具合は3者の中でも一番でしたし片方のパンタのシューが欠落。
動力は店頭のタグでは「走りました」とありますが試走ができなかったので全くの未知数です。

さて、このED100。
かねての疑問は同社の他のフリーモデルが「EB58」とか「ED66」とか名乗っている様にモデルとなった実車の型番を引き継いでいるのが普通なのにこれだけ架空の「100番」を名乗っている事でした。
今回実際手に取って見て分かりましたが、運転席側の窓の造形、同じく側面のルーバーや明かり取り窓の形状から見てプロトタイプは「EF61」と思われます。
なるほど正直に「ED61」と名乗ったら「実在のED61と間違われる」からではないかと言うのが私なりの推察です(笑)
まあ、それを別にするとこの種のEDタイプのフリーの中では中々好ましいデザインなのは買う前の印象と変わりません。
前に紹介したED66と比べると造形は適度に肩の力が抜けたところがあり、軽い気分で16番の鉄道模型を楽しむにはなかなか良いモデルと思います。
それでいて金属車体の重量感とメッキ仕上げの全金属製パンタグラフは「オモチャとは違うテツドウモケイ」を適度に主張しています。
実際、レストア済みのEB10と並べて見ると(スケール性がどうとかという観点を別にして)なんだか楽しくなってきます。
ところで、今回の写真のED100のボディコンディションはよく覚えておいてください。
次回以降の記事の伏線ですので(笑)
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この記事へのコメント
プロトタイプは述べた通りEF61のショーティー版です。カツミ製品にはこれのEBバージョンがありました。
牽引能力ですがKATO製品のユニトラックの上でワム80000を6両引っ張るだけで終わりました。期待外れだったのでレストアしている方に売ってしまい、今はありません。
続編期待しております。
そういえばEBタイプの存在を忘れていました(汗)
改めて気づきましたがED100は都内ではあちこちの中古屋で出物を見かけたのですが、EB仕様の方にはとんと当たっていません。
(それこそEB58や66ならあるのですが)
牽引力ですが個人的には平坦線のエンドレスでカツミのフリー中型客車を3,4両牽ければ御の字と思っています。
その辺りは今後の記事で説明したいと思います。
あれって重要だったんだなぁと。
(EF65 21の末期がこんなのでした)
○前面
恥ずかしや……
当時は正規スケールの製品があまりに高価だった(現代でもその傾向がありますが)ので入門用としての位置づけで、それでもED級は上位の製品でしたね。今でいうBトレやノス鉄のような存在でしょう。
TERマークのプレス道床線路で楽しみたいものです。
下回りは台車からしてたぶんED70の流用だと思うのですが、いわゆる縦型モーターの重量感がある古式ゆかしいインサイドギヤの片台車駆動。構造的には両台車駆動に強化できそうですが、平坦線で軽量貨物や客車数両なら大丈夫でしょう。牽引されるほうの重量とか転がり抵抗などの”性能”も重要なファクターですね。
私は色欠けしたクリーム色を塗り直しアルミテープで飾り帯を追加しましたが、その後棚の肥やしに成り下がったまま幾星霜。存在を忘れかけるほどでした。
今となっては経年劣化した部分に手を加えるのではなく、キズもそのままの姿にしておけば良かったと思います。
もちろん窓ガラスやエアホースに飾り帯が入ったスタイルです。
お尋ねの台車はED70用であってます。もしも放出してしまった場合はDT129ABを取り付けて近代化します。
雑誌とれいんでカツミ製品の特集記事にリサイクルした車両の紹介記事がありました。
普段見慣れている事もあってか、飾り帯がないと落ち着かないのは確かですね。
以前入手したEB10も飾り帯がない状態だったので急遽アルミテープ(室内灯用の反射材)を追加した事がありました。
今回のED100でもやってみようかと思います。
昔の16番の電機は1モータ仕様と2モータ仕様が用意されたモデルがあったものですが、フリータイプで2モーターというのはさすがになかったような気がします。
旧モデルばかりが揃う当鉄道の16番フリーですが、基本「走るアンティーク」みたいな状態を残す形で走りを調整しています。
ただ、今回(および次回取り上げる)のED100については少し変わった方向でレストアしました。
そういえばカツミのED70はうちにも入線していました(笑)
今回改めて確認したら仰る様にED100と台車は同じものですね。
ED70は2Mの動力でパワフルなのですが、パワーパックへの負担がやや大きい様でなかなか常用できないのが弱みです。