フライッシュマンのNr208蒸気機関車

今回は今年最初の入線車の話から。
元日の買い物で行きつけの中古ショップで目に留まったモデル。
フライッシュマンの箱に入った蒸気機関車のNゲージでした。
先輪付きのE型テンダー機は日本型では馴染みのない形式ですが、プロポーションはなかなか端正な物で悪くない形状に見えました。

スマホで調べてみたのですが、該当の品番はフランス国鉄(SNCF)のモデルですが、実際はドイツのBR50型蒸気機関車のフランス仕様なのだそうです。

「走行に引っかかりがあり、焦げる匂いがします」と言う説明と共に相場よりかなり安価(KATOやTOMIXの蒸機の半額〜3分の1)なタグがついていました。
「焦げる匂い」ですが1970〜80年代のNゲージモデルにはよくあった特徴のひとつで実際そういう匂いの出るヴィンテージモデルはいくつか持っていますから、おそらくは支障はないかと思います。
丁度前回に紹介した「貨車16両セット」を購入したばかりでしたが、新年の初走行にこういう機関車も丁度良い気がして入線させる事にしました。
帰宅後の試走ではジリジリとした粘りのある走りで速くはありませんが、蒸気機関車らしい物です(因みにテンダードライブで動力は炭水車に内蔵)

実車のBR50はドイツでは主に貨物用として普及したもので、その改良型のBR52はドイツや東欧を中心に2万両以上製造されたメジャー機だそうです(E型機で線路への負担が少ないため比較的路線を選ばない汎用性があった模様)
昨年秋には盛岡でミニトリックスのBR01(これまたドイツではメジャーな制式機)も入線しているのですが、ここ最近外国型というか本場モノの模型の魅力にも引っ掛かりつつあります。
光山鉄道管理局
HPです。

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この記事へのコメント
>試走ではジリジリとした粘りのある走りで速くはありません
調べてみたら、BR50の実車も貨物機なので最高時速80km/h想定(日本のD51より遅い、ちなみに動輪径は同じ)だそうですので安定して走れればそれでいいんじゃないでしょうか?
ちなみに自分もフライシュマンのDR81(Dタンク機)を持っていますが、走行そのものは安定しておりミニカーブすら通過するという驚異の性能なのですが、異様に遅い。
しかし実車は45km/hというすさまじい最高速度で作られた車両(入替用)だったので、これで正しかったというのが・・・
見た感じフランジレスとかではなさそうですが。
テンダーに動力ユニットをつけたからできるのではないかと思います。
E形蒸気機関車だと主動輪にあたる車輪のフランジがないことが多く、そうでないとカーブレールを通過できないのはどこの国でも同じようです。かつて青梅の鉄道公園にE10がいました。フランジは第3と第4がありません。急カーブ対応でしたので、やむを得ないです。
形状を見る限り戦時設計の域が残っているようです。エポックでいうとⅢにあたると思います。ヨーロッパ型の鉄道模型なら問題ありませんが、ここでは北海道の炭鉱鉄道に導入された機関車として考えても良いです。なぜならどこの鉄道でも輸送量増加に伴う大型機関車を必要としていたからです。そのままでもよいですが、破損したパーツを修理するとしてヘッドライトや煙突に回転火の粉止めなどを追加することを勧めます。
わたしの手持ちでもフライッシュマンの蒸機は小型機の一部を除いてジリジリ系の低速型の走りですね。
蒸気機関車の走りとしてはこの方が「一生懸命感」があって好みです。
>匿名希望さん
この機関車については5軸全てがフランジが付いていますから急カーブへの対応は幾分きついかもしれません。
同じE型でもマイクロのE10や4110なんかは3軸目がフランジレスになっていますが。
>さいとう たいいちさん
>
以前入線させた同じフライッシュマンのE型タンク機BR94も実は同じ様に5軸全てにフランジが付いているので急カーブやポイントの通過に難があったりします。
Eテンダーというと何故かわたしも炭鉱鉄道を連想しますね。
どことなく質実剛健のイメージがあるからでしょうか。
或いは4110のイメージがあるからというのもありそうですが。