「レイアウトの飲み屋さん」のはなし(笑)
しばらくお休みしていたレイアウトのお店のはなしから
上記の文章は昭和30年代終わり頃、レイアウト内の風景の仮想探訪記として書かれていた一文から抜粋したものです。
あの当時は鉄道模型の趣味を持っている人の中でお酒が飲める年齢の人がどれくらいいたかわかりません(多分比率は今よりも低いであろう事は確かですが)が、まだ小学生だったわたしがこの一文を初読した時「テツドウモケイ=大人の趣味」という感覚を直截に感じたのは確かです。
という訳で今回は「レイアウトの飲み屋さんのはなし」をば。
前述の本からしばらくして1970年代末からのNゲージの勃興とそれに伴うレイアウト用品の充実は一般商店のモデル化、製品化を可能にしましたが、メインユーザーの大半が未成年という現状からしてメーカーサイドからすれば「酒屋は出来ても飲み屋の製品化まではなかなか踏み込めなかった」のではないかと邪推しています。
また当時の既存のストラクチャーで飲み屋に向いた構えの製品は殆どありませんでしたから20世紀末まではレイアウトに飲み屋を組み込もうとすれば最低でもキットバッシュ、まともな物はスクラッチでもするしかなかったのが現実だった気がします。

が、21世紀に入り、ようやく鉄道模型ファンの平均年齢が上昇した事もあったのかトミーテックのジオコレ(当時は「街並みコレクション」)の第3弾だったかで「バー」が製品化されたのには正直驚いた記憶があります。
尤も、一軒分のスペースに「寿司屋と合造」という物でしたが駅前や田舎町の隅っこにでもありそうな「飲み屋」はレイアウトで使うにはかなり重宝する存在だったのは確かで、わたし自身2軒買い込んでレイアウトに配置しています。

これに味を占めたのか、あるいは担当さんがノリにのったのかはわかりませんが、その後の「駅前歓楽街編」と称するシリーズではどこから見てもキャバレーにしか使えない構えの雑居ビルが複数リリースされ華を添えました(惜しいのはこれらが殆どパッケージの制限上からどれも同じ高さ、大きさだった事で裏町的なごたごた感を表現しにくかった事です)
この路線に追随するメーカーはその後もなかなか現れません(あれだけ多くの古風なストラクチャーを製品化しているみにちゅあーとですらあからさまな居酒屋、バーは製品化していない様です)でしたが、ごく最近東京ジオラマファクトリーが「雑居ビル」という体裁で「21世紀の駅前飲み屋ビル」をいくつかリリースしてくれました。

「駅前の行燈」と私が勝手に呼んでいるこれらのビルは外見こそ小洒落て居ますがテナントにはかなりの確率で居酒屋が入っている事が多く、現代の駅前には欠かせないアイテムになっていると思えます(まあ、それだけ現代の駅前風景が画一化している証拠でもあるのですが)
まあ、最近は普通のビルや店舗もステッカーチューン、看板チューンで居酒屋に見せる事も難しくはなくなりつつありますが、それでも昭和から平成前期にかけては居酒屋やバーは独特の構えを持っている事が多いですからそれらが製品化される事を期待したいですねw
・・・なんてな事を静岡駅の居酒屋でクラブメンバーと緑茶ビールを飲みまくりながらふと考える馬鹿なおっさんのわたしが居る訳で(大汗)
光山鉄道管理局
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(機芸出版社「レイアウト全書」172Pより画像引用)
「駅前には四軒の店が軒を並べています。向かって左からバー、餅菓子屋、呉服屋、茶店の順です。一番左の店だけは未だ扉を固く閉ざしています(ヤマ氏の残念そうな顔!)」
(機芸出版社「レイアウト全書」177Pより画像引用)
「『君が酔狂に、発電所の方へなんか歩いて行こうと言うからだよ』と山崎氏は苦い顔。柳の並木の間に常夜灯がついて、また趣き一段と加わった道を少し行くと『いや、今の発言取り消し!』ふと見やればそれもその筈、四軒あらんだ店屋の左端の店にも灯りが入っていたではありませんか」
(機芸出版社「レイアウト全書」177Pより引用)
上記の文章は昭和30年代終わり頃、レイアウト内の風景の仮想探訪記として書かれていた一文から抜粋したものです。
あの当時は鉄道模型の趣味を持っている人の中でお酒が飲める年齢の人がどれくらいいたかわかりません(多分比率は今よりも低いであろう事は確かですが)が、まだ小学生だったわたしがこの一文を初読した時「テツドウモケイ=大人の趣味」という感覚を直截に感じたのは確かです。
という訳で今回は「レイアウトの飲み屋さんのはなし」をば。
前述の本からしばらくして1970年代末からのNゲージの勃興とそれに伴うレイアウト用品の充実は一般商店のモデル化、製品化を可能にしましたが、メインユーザーの大半が未成年という現状からしてメーカーサイドからすれば「酒屋は出来ても飲み屋の製品化まではなかなか踏み込めなかった」のではないかと邪推しています。
また当時の既存のストラクチャーで飲み屋に向いた構えの製品は殆どありませんでしたから20世紀末まではレイアウトに飲み屋を組み込もうとすれば最低でもキットバッシュ、まともな物はスクラッチでもするしかなかったのが現実だった気がします。
が、21世紀に入り、ようやく鉄道模型ファンの平均年齢が上昇した事もあったのかトミーテックのジオコレ(当時は「街並みコレクション」)の第3弾だったかで「バー」が製品化されたのには正直驚いた記憶があります。
尤も、一軒分のスペースに「寿司屋と合造」という物でしたが駅前や田舎町の隅っこにでもありそうな「飲み屋」はレイアウトで使うにはかなり重宝する存在だったのは確かで、わたし自身2軒買い込んでレイアウトに配置しています。
これに味を占めたのか、あるいは担当さんがノリにのったのかはわかりませんが、その後の「駅前歓楽街編」と称するシリーズではどこから見てもキャバレーにしか使えない構えの雑居ビルが複数リリースされ華を添えました(惜しいのはこれらが殆どパッケージの制限上からどれも同じ高さ、大きさだった事で裏町的なごたごた感を表現しにくかった事です)
この路線に追随するメーカーはその後もなかなか現れません(あれだけ多くの古風なストラクチャーを製品化しているみにちゅあーとですらあからさまな居酒屋、バーは製品化していない様です)でしたが、ごく最近東京ジオラマファクトリーが「雑居ビル」という体裁で「21世紀の駅前飲み屋ビル」をいくつかリリースしてくれました。
「駅前の行燈」と私が勝手に呼んでいるこれらのビルは外見こそ小洒落て居ますがテナントにはかなりの確率で居酒屋が入っている事が多く、現代の駅前には欠かせないアイテムになっていると思えます(まあ、それだけ現代の駅前風景が画一化している証拠でもあるのですが)
まあ、最近は普通のビルや店舗もステッカーチューン、看板チューンで居酒屋に見せる事も難しくはなくなりつつありますが、それでも昭和から平成前期にかけては居酒屋やバーは独特の構えを持っている事が多いですからそれらが製品化される事を期待したいですねw
・・・なんてな事を静岡駅の居酒屋でクラブメンバーと緑茶ビールを飲みまくりながらふと考える馬鹿なおっさんのわたしが居る訳で(大汗)
光山鉄道管理局
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この記事へのコメント
レイアウト全書の一文、覚えています!私も大人は呑兵衛ばかりと思ってました(笑) 結局自分もその一員になった訳ですが・・・(^^;
BARは私も直感的に買っちゃいましたね。どこかに生かしたいとずっと思っています。今度梅桜堂さんも、良い雰囲気のBARを出されたので、購入検討中です(笑)
通常の店舗はショーウィンドなど正面方向に大きく窓が必要なのですが、この業種は夜間に営業しているのが多い事と、覗かれると落ち着かないためか「外見上(少なくとも1Fは)ドアしかない」という店舗が多いので作りやすい事。
実際、ジオコレの「BER&寿司屋」や、かなり古い市販品ストラクチャーの「5軒続きバラック商店」(モデルワークス、少なくともTMS99年4月号に広告あり)の正面側から向かって一番右の「バー」は両方とも正面に窓がありません。
また業種的に極端に狭い店舗や民家改造が普通にあるので、空き地の穴埋め的な用途に使いやすい事があげれます。
理論上は「レンガ板や筋彫りのプラ板にドアをはめ込んだものに看板」程度でも適当な建物(下手すると「GMのトイレ・倉庫」程度でもよい)に併設すれば飲み屋に見えます。
>
コメントありがとうございます。
梅桜堂のスナック&喫茶店、わたしも写真を見てツボにはまりました(笑)
見るからに「昭和40年代以降の飲み屋のベンチマーク」みたいな外見ですね。あれは都市部よりも田舎で意外によく見かける形態の店舗と思います。
(今でも国道4号とか20号の沿道にありそうなwもちろん線路際の田んぼの中にも合います)
置き場が未定なのが難ですがぜひ欲しいですね。
ショーウィンドウが要らないのは飲み屋の特徴のひとつですね。GMの商店キットの店頭パーツにも適合した奴が一つあったと思います。確か高架下の商店にも使えそうなパーツがあった気がします。
田舎だと集落の中に住宅を転用した様な飲み屋が時折点在している事が往々にしてありますね。
そうした例に照らし合わせてみるなら「飲み屋の看板と行灯」だけパーツ化したものがあればその手の転用組の建物を飲み屋化する事は容易かもしれません。
あとgaouさんのコメントにあった梅桜堂の新作、飲み屋系スナックの典型みたいな形状をしているので食指が動いていますw
そこに行った時、その店主の娘さんがちょうどアイドル(あまり売れず早く引退したらしい)として芸能界デビューした頃で、店の中にポスターとかがたくさん貼ってあり、自分はたまたま少年チャンピオンでそのアイドルが詳しく紹介されていたのを見ていたので「ここか〜」と思ったものでした。
当時の仙台駅北方に陸橋(形状からX橋と呼ばれていた)があり、その辺りは場末のいかがわしさ(失礼)を感じる所で、この建物を見た時にあの雰囲気がよく出ているなぁと妙に感心した次第でした(笑)。
なかなかの思い出をお持ちですね(笑)
わたしの場合は30年くらい前に、行きつけの飲み屋で「ラジオの収録でカラオケを歌わされた」事があります(マイナー歌手のゲスト付き笑)
地方局の民放ラジオでは適当な地元の飲み屋を回るローカルカラオケ番組をよくやっていましたがあの時は「まさかこんな店にまで⁉」という驚きが大きかったですね。
その時の店はどちらかというとジオコレよりも先日リリースの梅桜堂のスナックに近い店でした。
・・・こんな事を書いていたら急にキットが欲しくなってきました(汗)