裏トレンドの「スコッチヨークシンドローム」(笑)
今年最後にして最大の大物(と思う)KATOのレーティッシュ クロコダイル。
このモデルの魅力の一つが「スコッチヨーク」のロッドアクションにあるのは間違いありません。
モーター(またはエンジン)の回転運動を往復直線運動に変換するとされるスコッチヨーク機構は台車中央のジャック軸からロッドを介して両側の車輪に動力を伝達するという今の目で見るとユニークな伝達機構ですが、蒸気機関車のピストンシリンダーからの伝達とは一味違う魅力が感じられます。
さて、スコッチヨーク機構のついた日本の鉄道車両というと真っ先に連想されるのはED41やED42ですが、海外の車両では特に欧州機で意外と見かける機構でもあります。
だから、という訳でもないのでしょうが
実は今年の後半の当鉄道の入線車両は妙にスコッチヨークづいておりまして(驚)
ミニトリックスのディーゼルカー、メルクリンのV60ディーゼル機関車、しなのマイクロのED42と3機種続いた矢先でした。
つまりレーティッシュクロコダイルはそれらの大トリだったと言える訳です。
蒸気機関車よりも動輪系が小さく、しかも車体下の台車に組み込まれたロッド機構なだけに上から眺めてもその楽しさが分かりにくいのがスコッチヨークの特徴(笑)
なのでできれば目の高さに台車周りが来るロケーションで楽しめると言えます。
その意味ではHO以下のスケールだとデスクトップの小レイアウトに向いていると思えます。もちろん仮設線路でもいい訳ですが。
わたし的に今年のトレンドが駆動方式だったというのもこれまでなかった現象ではあります。
光山鉄道管理局
HPです。
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この記事へのコメント
さて当方手持ちのスコッチヨーク電機はしなのマイクロのED42が2両しかありません。自宅試走線での往復はしたもののエンドレスでの長め試走を新宿ポポンにて。地上線内周を使いましたが手前側だけではなく、向かいのバックストレートでもスコッチヨークの動きを楽しめたのは意外でした。
それにしてもこれのトレーラー仕様はどんな造りだったのか?単にモーターと台車内のギヤを抜いただけか、エーダイEF65-1000みたいに専用の床板作ってなるたけ軽くしてあったのか、そこを知りたく思いますね。今のところトレーラー仕様自体見たことすらありませんが……
「鉄道模型考古学Nゲージ編」のED15からED42の項目によるとモーター付きとモーターなしはほとんど同じ作りです。したがって外観からは判別できません。
知っていると思いますが、真鍮プレスはんだ付け組み立てで4バージョンと戦時型仕様と作り分けているものでした。
ついでに述べると模型店では売れ残ったために2両編成で販売して不良在庫を減らしたといいます。したがって4両編成の箱は処分されたとのことです。
日本におけるロッド式機関車となると蒸気機関車を除いてこうなります。
電気機関車は碓氷峠のアプト式だけです。
ディーゼル機関車の内、3軸駆動方式の機関車または4軸直結駆動方式の機関車に多くあります。Nゲージではアルモデルがノスタルジック鉄道コレクションの津軽鉄道DC20の動力ユニットを販売してました。
HO/16番ゲージではアダチのバラキットの機関車にそのようなものがあります。ほとんどのユーザー様はロッドの調整ができないために買いません。天賞堂のコアレスモーターパワートラックを使った入れ替え動車を作って走らせてます。
ロッド式機関車で思い出したのは、ノルウェーのキールナ鉱山の鉄鉱石を運ぶ電気機関車が1両当たり4軸駆動で3両連結のものがありました。
英語版ウイキペディアから
SJ Dm3
https://en.wikipedia.org/wiki/SJ_Dm3
この機関車のHOゲージ模型を持っていたらすごいです。
たぶんドイツの機関車だとは思いますが・・・ 壱万円均一みたいに小さなポリ袋に入れて、吊り下げた状態で販売してました。(無理やり店員に頼んで試運転させて貰ってから購入)
ところで・・・ 国鉄(日本国有鉄道)の頃の東海道本線の島田駅の神戸方、つまり浜松駅方面にある製紙工場の引込み線を往来していた小さな電気機関車もまた、ロッドがある深い緑色の機関車でした。
今でも島田駅の神方に立ち、製紙工場の方を見ますと、当事使っていた工場敷地内の貨車が出入りしていたホームがあるのがわかります。貨車や機関車はありませんが、工場引込み線に直結していた貨車の留置線も、そのまま残っています。
あまりにも古めかしいデザインなので「これ本当にディーゼルカー?」と調べた所、西ドイツ国鉄(DB、もちろん当初は分裂前のドイツ国鉄DR)のVT 62.904(初期番号は137形)と言う機械式ディーゼルカーだそうです。
Wikipediaドイツ語版の「DR 137 000 … 135」より↓
https://de.wikipedia.org/wiki/DR_137_000_%E2%80%A6_135
古めかしいボディなので蒸気動車かそうでなくてもガソリンカーでは?と思っていましたが、1932年製造開始で日本のキハ41000とかと大差はないとは意外。
わたしもしなののトレーラーは見た事がありませんが、マイクロエースの重連仕様のトレーラーは単純にモーターを抜いただけというのも散見(その一方でDD50やEH10はウェイトも抜いた仕様のトレーラーを用意しています)するので、この頃だったらモーターを抜いただけの可能性が高いと思います。
ウェイトも外すと窓からスカスカが見えてしまうのと、ロッド付き車輪の回転に支障が出る事も予想されますし。
余談ながら、しなののED42は通常で4タイプ、戦時型で2タイプのナンバー違いの仕様が作り分けられていましたが、後からバラで揃えると「同じナンバーばかり揃う」事が意外に多くて往生します。
この点、例の4両セットならそうしたリスクは無いと思うのですが現物を見る事がなかったのが残念ではあります。
アルモデルのDC20用動力はわたしも買いましたが、スコッチヨークとは異なる構造のロッド駆動式ですね。ロッドが異様なほど細く華奢な印象ですが、走らせるとそれなりに楽しいロコですね。
実はわたしも最初は蒸気駆動を疑ったのですが、蒸気だとピストンシリンダーが付いているのが普通だったのでディーゼルだろうと思っていました。
ご指摘ありがとうございます。
日本ではガソリンカーからスタートしている気動車ですが、ドイツではディーゼルが早くから主流だった様で(まあ発明者もドイツ人でしたし)当時としてはハイテクの部類だった様ですね。
詳細な解説ありがとうございました。
>4バージョンと戦時型仕様と作り分けているものでした。
↑
しなのマイクロのNゲージ部門は蕨製作所……今のマイクロエースに引き継がれていたそうですね。細かな違いに拘った当時のスタンスというか流儀がまだ絶えていないのだと妄想たくましくしております。
>模型店では売れ残ったために2両編成で販売して不良在庫を減らしたといいます。したがって4両編成の箱は処分されたとのことです。
↑
されども今となってはその拘りを評価されるのでしょうが、まだNゲージが普及し始めた当時ではあまりに早過ぎてしまったように思います。もしも『不動』表示のしなのマイクロ版ED42を見掛けたら、トレーラー仕様の可能性を考慮しておくとします。
お礼のコメントありがとうございます。
インターネット経由での情報に上がってこないことがらはいくらでもあります。
「鉄道模型考古学」は1990年代に2種類発売されました。今でも中間車両の査定になる資料として活用されてます。