"書籍"の記事一覧

「やりたいことから引ける!鉄道模型Nゲージテクニックバイブル」

 ここひと月ほどの間に、わたしの覗いているブログのいくつかで時期を合わせたかのように「初心者向けレイアウト製作&プランの作成」のネタがいくつか続いています。  まあ、新生活の春ですし「ここいらで自分もレイアウトのひとつも挑戦してやるか!!」と言う気分になるビギナーも結構居そうですから、時宜にかなった企画とは言えると思います。 …

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TMS1000号とDBディスクのはなし

 TMSの通巻1000号が発売されたのは、丁度私が盛岡に帰省する当日の朝でした。  駅前の本屋にTMSが置いてあるのを見て半ば衝動的に手を出してしまい、往路の電車の中で雑誌本編の方を読みふけったのですが、  肝心の付録の「データベースDVD」は実家のPCが東日本大震災の頃に買ったWindows7だったので、再生不能。 …

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「東京 電車のある風景今昔・1」

 先日の神田行きで拾ったJTBキャンブックスの古本から。 「東京 電車のある風景今昔①」(吉川文夫著 JTB)  本書は東京駅をはじめ、銀座、渋谷、池袋などのJR駅や東急や京王などの一部私鉄を含めた昭和30~40年代の沿線風景を30年後の現代の風景と比較するものです。  本書の初版は2001年ですので今からすでに24年…

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グリーンマックス創業50周年記念誌

 リリースの情報を聞いた瞬間に速攻で予約し、以来発売を心待ちにしていた「グリーンマックス創業50年記念誌」がついに到着しました。  この種の記念誌は10年前にKATOの50周年、TOMIXの40周年にも出版されていますが、グリーンマックス(以下「GM」)のそれはこのメーカーらしさが前面に出た非常に個性的、かつ読み物としても読ませる…

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片野正巳氏の訃報と「陸蒸気からひかりまで」の思いで

 実は今回は別な題材で記事を上げる予定だったのですが、急遽差し替えさせていただきます。  昨日購入したTMS誌上で片野正巳氏の訃報が掲載され、頁を繰る手が停まりました。  ここ数年の間にTMSの重鎮だった方々が相次いで鬼籍に入られていますが、創刊1000号を目前にしたこの時期に、またひとり勃興期のTMSを支えた方が喪われた事に驚…

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「太陽」の「世界の蒸気機関車」「キシャ狩り族奮戦記」のはなし

 先日、創刊号を紹介した「太陽」(平凡社)のはなしから。  実は古本屋で創刊号より先にわたしの注意を惹いた「太陽」のバックナンバーがもう一冊ありました。  昭和43年の6月号「世界の蒸気機関車」を特集したものです。  表紙が「英国マラード号を見上げるミニスカの姉ちゃん」という如何にも1960年代末という表紙です(笑) …

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「銀河鉄道の夜 探検ブック」

 先日の新幹線帰省の戦利品から。  帰宅当日、駅に向かう直前の時間を縫って地元の古本屋さんを3軒ばかり梯子してきました。  現住地と異なり、古くからの店や新しくオープンした店が交錯しているのが盛岡の古本屋の特徴で、ただ覗いて帰ってくるだけでもそれなりに満たされる気分になれるのが良いところです。  但し時間が逼迫しているのと…

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カラーブックスの「おもしろ駅図鑑①東日本」

 久しぶりの鉄道ネタのカラーブックスから 「おもしろ駅図鑑①東日本」(種村直樹 RGG共著) 「面白い駅」の基準は人それぞれですし、その最大公約数を一冊の本に纏めるのは案外難しい気もするのですが、本書では冒頭に「グルメライン釧網本線」という特集を組み、各駅に併設されたラーメン屋とか喫茶店などを紹介する事で読む側に「ああ、これはそ…

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「鉄道ジャーナル」休刊と思い出

 わたしが初めて買った(買ってもらった)鉄道の専門誌は「ピクトリアル」でも「ファン」でもなく「鉄道ジャーナル」でした。  確か1971年の5月号で表紙がED77だったと記憶しています。  (何分、実物が実家の書棚にあるので確認できませんが)  当時の私の故郷では本屋の数こそ多かったのですが、一軒一軒の規模が小さい上に専門書や専…

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学研の図鑑「乗り物の図解」

 今回は昨年暮れの帰省の折に実家の本棚から引っ張り出した一冊。  学研の図鑑「乗り物の図解」を紹介します。  昭和40年代頃の学研の図鑑が鉄道や乗り物に力を入れていたのは当時の世代にはよく知られているところですが、その頃の勢いを端的に感じさせるのがこの一冊です。  (ちなみに姉妹巻に「昆虫の図解」というのもありますがこれま…

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ケイブンシャの大百科「最新鉄道大百科」

 先日の帰省の折にはスケジュールの隙間を縫って市内の古本屋さんを何軒か覗いてきました。  所用で立ち寄った場所の周囲に古本屋さんが当たる事が多かったのですが、改めて盛岡の古本屋の多さ(というか現住地の古本屋の少なさ)を感じさせられます。  今回はそこでの戦利品から。  盛岡で回った古本屋のひとつに地元の郷土書に強いといわれ…

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「映画は汽車で始まった」

 先日の上京で入手した鉄道ネタの古本から。  鉄道ネタと言っても今回のはかなりの変化球だと思いますし、最近の鉄道ファン(というかいわゆる「鉄オタ」)が興味を持たない気もする一冊です。  物は1977年に出た「デラックス・シネアルバム 映画は汽車で始まった」(畑 暉男 編 芳賀書店)  その名の通り草創期からの「映画と鉄…

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「切符・この小さな紙片のうらおもて」

 今回も帰省に伴う戦利品ネタです。  盛岡というところは古風な古本屋が未だに残って居たり、あるいはその雰囲気を引き継いだ古本屋さんが新たに開店するなど、古本好きには琴線を刺激するところのある街ではないかと思います。  (少なくともわたしの今の現住地やそこに近接した街に比べれば・・・)  なので帰省の度に立ち寄っても空手で帰…

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「ジオラマ作品集」

 帰省ネタからまたまた順番が前後して今回はJAMの戦利品から。  JAMの展示の中にNゲージスケールで畳一枚ちょっとのサイズで実物準拠に近い「新宿駅」のジオラマを出展されている方が居られまして、まるで黄金期特撮映画のミニチュアセットを思わせるスケール感((なにしろ南口前の道路の幅ひとつとっても運転主体のレイアウトではまず拝めないも…

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「小林信夫の模型世界」

 先日病院送りになったメインPCの代わりにサブPCでどうにか最低限の事ができそうな目途が立ったので、とりあえず当ブログもペースをセーブしつつアップしたいと思います。  今回のネタはJAM2024最大の戦利品のひとつ(と、わたしが勝手に思っている)  機芸出版社刊「小林信夫の模型世界」  こちらもJAMで先行発売という事…

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「おとなの工作読本2・鉄道模型特集号」

 先日の塩尻行きで1番の掘り出し物がこれでした。  誠文堂新光社の「おとなの工作読本2・鉄道模型特集号」  本書は2003年に上梓されたムックですが、2003年時点での鉄道模型の魅力を一冊に凝縮したような構成で非常に読みで(と使いで)のあるものです。  冒頭の西村京太郎と加山雄三の鉄道模型ライフのインタビュー記事で鉄道模型…

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カラーブックスの「JRの動態保存車両」

 今回は鉄道ネタのカラーブックスから。 「JRの動態保存車両」(諸河 久・花井 正弘 共著)をば。  本書は平成4年現在JR各社が動態保存している車両を紹介しているものですが、本の性質上メインとなっているのは専ら機関車となっています。  当時から有名だったEF58 61やD51 498などがメインを飾っているのは勿論ですが…

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「鉄道模型修理ハンドブック」

 この春にアキバのブックタワーで「オオカミが電車を運転するだけのマンガ」を買った話をしましたが、今回はその時に衝動買いした一冊から。  鐡道書籍だけで1フロアが埋まっているこの店らしいというか、鉄道模型関連の本の充実度には目を見張らされます(というか、現住地の本屋では絶対に見られない充実度)  何か面白そうな一冊でもないかなとか…

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「日本プラモデル50年史」と鉄道模型のはなし

 先日の上京では結構重いお土産が多かったのですが、これが「帰りの電車でくたびれ切ってしまい電車の間違えに気付かずに車内で眠ってしまった」遠因になっていますw  その重量級のお土産の中から十数年前に出ていた「日本プラモデル50年史」(文芸春秋)をば。  この本の存在自体は以前から知っていたのですが何分高価だったのと、ミリタリー…

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「日本プラモデル50年史」と鉄道模型のはなし

 先日の上京では結構思いお土産が多かったのですが、これが「帰りの電車でくたびれ切ってしまい電車の間違えに気付かずに車内で眠ってしまった」遠因になっていますw  その重量級のお土産の中から十数年前に出ていた「日本プラモデル50年史」(文芸春秋)をば。  この本の存在自体は以前から知っていたのですが何分高価だったのと、ミリタリー…

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「残念な鉄道車両たち」

 先日紹介した、近所の古本屋の閉店当日に拾えた本の中から。  今回のキーワードは「ざんねん」です(笑)  物はイカロス出版の「残念な鉄道車両たち」(池口英司 著)および講談社ビーシーの「ざんねんなクルマ事典」(片岡英明 監修)の2冊。  近所の本屋の閉店で残念気分になっているわたしだというのに、そこで閉店当日に買う本まで「…

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古本屋の閉店と「全国軽便鉄道」のはなし

 先日、現住地の近所のブック〇フが閉店しました。  自宅に近い事もあって時々覗きに行く店だったのですが、今年に入って暫く顔を出さずにいたら「久しぶりに出かけたその日が閉店当日だった」というショック!    新刊本屋もそうなのですが、古本屋までなくなってしまったら本当に参ります。  電子書籍やネットショップではこれまでの様なアナロ…

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カラーブックスの「日本の私鉄 特急電車」

 先日入手した鉄道ネタのカラーブックスから  「日本の私鉄25 特急電車」(飯島 巌 諸河 久共著)をば  その名の通り各私鉄の特急電車を俯瞰した物ですがそれだけに見た目の印象が非常に華やかで楽しめます。  本書の上梓は昭和58年ですが、この時期は1950〜60年代にデビューした大手私鉄それぞれの看板特急が新世代機に入れ替…

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KATOのカタログを久しぶりに眺める・・・

 先日のHOレンタルレイアウトでの土産物から。  運転を終えた後、ご店主と鉄道模型談義で気炎を上げ(つくづく迷惑な客だ汗)帰宅する直前、  ご店主から「カタログを持っていきませんか?」と申し出がありました。  聞く所ではあるルートで入ってきたKATOの古カタログが大量に余っているとの事。ここ暫く新作のNゲージのカタログ…

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カラーブックスの「日本の私鉄・京成」

 今年最初に入手できた鉄道ネタカラーブックスから。  「日本の私鉄 京成」(早尾 興、諸河 久 共著)  ここで「あれっ?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。  実はカラーブックスの京成については2017年にこのブログで取り上げた事があるのですが、そちらのものは二代目AE車が出た当時のものでして、今回のはそれよりも…

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カラーブックスの「都市の電車・東日本」

  鉄道ネタのカラーブックスから。  当ブログでは以前「都市の電車・西日本」というのを紹介しましたが、ここで「西日本」とわざわざ断るからには当然「東日本編」もある事は容易に想像できると思います。  その東日本編を入手するのに3年くらい探しましたが、先日ようやく出物を見つけた次第です。  という訳で今回は「都市の電車 東日本…

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カラーブックスの日本の私鉄・名鉄(新シリーズ)

 この初春に入手したカラーブックスから。  新シリーズで仕切り直されていた「日本の私鉄シリーズ」から第4巻にあたる「名鉄」(白井良和 諸河 久 共著)をば。  お恥ずかしい話ですが、カラーブックスの「日本の私鉄」シリーズが第二サイクルで仕切り直されているのを知ったのはこの本を入手した辺りだったりします。  なので本書も最初は旧…

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読む「鉄道の日」

 10月14日は鉄道の日でしたが、あいにくわたし自身は前日から身体を壊していたので実車を見に行く事もモデルをいじる事も叶わず、朝から臥床する1日でした。  布団の中で鉄道の日を意識しても、起き上がる事すら億劫になりがちで、立ち上がるたびにフラフラするのですから気分が腐ること夥しい(おまけに前夜から事実上の絶食状態なので力も入りませ…

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ホーンビィのカタログに酔っぱらう(笑)

 先日来取り上げているホーンビィのユーロスターのセットに関連したネタから。  メルクリンの時もそうだったのですが、これだけシステム性に優れた鉄道模型のメーカーはカタログも結構魅力的なものが多いと感じます。  今回のセット品にはカタログは含まれていませんでしたが、丁度メル〇リの出物に手ごろなお値段のホーンビィのカタログがあった…

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カラーブックスの「駅弁旅行」

 カラーブックスの古本ネタ 鉄道シリーズから  とはいえ今回の題材は結構な搦め手ですが。  カラーブックスの通巻124「駅弁旅行」(石井 出雄 著)  最近では駅弁は駅で買うというよりも実質的に「スーパーやデパートなんかの駅弁フェアで買って食べるもの」というイメージが定着している気がします。  かつての様にクラブの鉄道模…

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「波乱万丈の車両 様々な運命をたどった鉄道車両列伝」

 先日の塩尻行きで入手した一冊から  「波乱万丈の車両 様々な運命をたどった鉄道車両列伝」(岸田 法眼著 アルファベータブックス)  かつてはベストセラーとしてあちこちに並んでいたのに、暫くするといつの間にか店頭はもちろん古本屋からも姿を消すというリョコウバトみたいな本のことを「そいなみ本」(そういえばいつの間にか見なくなってし…

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「鉄道模型レイアウト・空間作りのコツとアイデア」

 先日、カラーブックスの鉄道ネタを取り上げた際、その中に「一部の内容を差し替えた増補改訂版」があると言う話をしましたが、他のジャンルの場合、ことに実用性の高い入門書などではこうした例はよくある事です。  ただ鉄道模型の入門書の場合、改訂版や増補版が出るケースは私の知る限りではそう多くなくRM MODELSの「Lets Play L…

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カラーブックスの「日本の私鉄」シリーズから・・・

 古本カラーブックス鉄道系ネタから。  今回入手したカラーブックスの中にはもともと私が持っていたものとのだぶりがそれなりの割合で混じっていまして、そのうちの何冊かは他のジャンルのダブり本と一緒に中野の某買取店に持ち込んでいます。  これでも売って見るとそれなりの値付けにはなるもので、上京の時の小遣いの足しにはなりました。…

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何をいまさらの「時刻表2万キロ」のはなし

 今回は書籍ネタです。  先月の事ですがSNSの中でたまたま宮脇俊三氏の話題が出ていまして、その文学性やら随筆の魅力やらが参加者それぞれの立場から語られていました。  で、最後には「やっぱり宮脇俊三はいい」という結論に達したわけですが、それらのやり取りを傍から眺めていた私がふと気が付いたこと。  「そういえばこの人の本をろくに…

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カラーブックスの「ブルーリボン賞の車両88」「ローレル賞の車両88」

 カラーブックスの古本ネタ 鉄道シリーズから  今回は「ブルーリボン賞の車両 88」「ローレル賞の車両 88」(いずれも鉄道友の会 編)をば。  カラーブックスではこれ以前にも「ブルーリボン ローレル賞の車両」というのを入手しており(但し、こちらの初版は93年で今回のものより後です)後に本書を店頭で見掛ける事があっても「今更…

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「週刊JR全駅・全車両基地 北上駅・角館駅」

 先日の塩尻行きで入手したものです。  と、言いますか前に同じカラマツトレインで姉妹編を買っていた、シリーズ物の1冊。  「週刊JR全駅・全車両基地 北上駅・角館駅」  前回ここを訪れたときは同シリーズの「盛岡駅・平泉駅」を買っていますが、その時には今回の北上駅の奴は置いていなかったと思います。  (あったらまとめて…

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カラーブックスの「JRの特急列車Ⅱ 東海・西日本」

 古本カラーブックスネタから  「JRの特急列車」シリーズは当ブログでもⅠとⅢを紹介していますが西日本の列車を俯瞰したⅡの方はこれまで出物を見つけられず、ここまで来ていました。  ですが先日の古本纏め買いのカラーブックスの中にこのシリーズ3冊が揃いで入っていたのは望外の収穫でした。  (ⅠとⅢのダブりは売却となりましたが、…

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「レイアウトコレクション1」

帰省の戦利品から 古本屋さんで入手できたTMS選書のひとつ「レイアウトコレクション1」 B5サイズで150P程度のTMS別冊と言うとまず連想されるのは「レイアウト全書」「レイアウトモデリング」「レイアウトテクニック」の「TMSレイアウト3部作(と私がかってに呼んでいるw)」です。 この中で最も新しいレイアウトテクニックでは…

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カラーブックスの「日本の特急列車」

 カラーブックスの古本ネタ、鉄道シリーズから。  今回紹介するのは「日本の特急列車」(廣田 尚敬 関 崇弘 共著)をば。  本書は諸般の昭和54年現在に現役だった特急列車を網羅した一冊・・・なのですが他の特急列車本とは一味異なる構成になっています。  普通、この種の類書では特急列車を愛称ごとに分類し紹介するものですが、本書…

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「鉄道100年日本の機関車」

 帰省の戦利品から  実を言いますと今回の帰省では例年になく鉄道関係の出物が少なく、期待したほどの戦果はありません。  特に模型関係は外国型電機の中古モデルがひとつだけ。  スケジュールのタイトさゆえに多くのショップを回れなかった事が影響している気もします。  とはいえ、質的にはそう不作でもなく、個人的に面白い物にも触れ…

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