"書籍"の記事一覧

今月の「まんだらけZENBU」から

 先日近所の古本屋で見つけた一冊から 「まんだらけZENBU」94号  これまでこういう本が存在している事自体知らないで来たのですが、まんだらけで扱っているアイテムのオークション目録と言う構成らしいです。  まあ、それだけだったら手を出さないのですが表紙を見て気になったのがこの号の特集が「鉄道」だった事です。  鉄道…

続きを読むread more

「現役蒸気機関車のすべて」

これまた先日入手の古本です。 JTBキャンブックスから「現役蒸気機関車のすべて」 本書が出た2005年現在現役で運用されている蒸機と保存施設で動いているものを羅列した構成です。 1975年C57135号機が最後の運用を終えた時、日本の線路に蒸気機関車が再び走る事はもう無いとか思っていたのですが、程なくして「やまぐち号」が走り出…

続きを読むread more

新体制下のTMSのはなし+α

 場所によっては今日辺り8月号が入荷して居そうなTMS。  先月の7月号から新体制下での誌面になっています。今回の記事は本来今月の頭に書くつもりでいたのがグランシップトレインフェスタ絡みで専門誌を4冊買った為に各誌比較の方を優先したので掲載がつい延び延びになってしまいました。  もう8月号も出る事ですしここいらがアップのラス…

続きを読むread more

鉄道模型誌はグランシップトレインフェスタをどう伝えたか(笑)

 このブログをお読みの方には当然のことと思いますが、毎月20日前後は鉄道模型の専門誌の発売日です。  今売られている今月号では今年のグランシップトレインフェスタが取り上げられており、また今回は私好みの特集が組まれているという理由で「N」にも手を出したので久方ぶりにテツドウモケイの主要4誌を全て購入する羽目になりました。  余…

続きを読むread more

「モハようございます」

 先日入手した古本から  上京の折に立ち寄る某鉄道ショップではこれまでカラーブックス系をはじめとして地元ではなかなか入手できない書籍や専門誌のバックナンバーが田舎よりも容易に入手できるので重宝しているのですが、それとは別に「帰りの電車の中で読むような肩の凝らない本」なんかを安価に購入する事もあります。  肩の凝らない本の…

続きを読むread more

「全国森林鉄道」

 今回はこの間見つけた古本から。  この間JTBの鉱山鉄道の本を紹介しましたが、鉱山鉄道とくると何となく森林鉄道の本も欲しくなります。  そんな事を考えていた折に近所の古本屋でこれを見つけるというのも何かの縁かもしれません。  JTBキャンブックスの「全国森林鉄道」  4扉の20M通勤車が行きかう私鉄電車は都会に行く…

続きを読むread more

「駅前文化遺産」

中野の某同人誌屋さんで入手したアイテムから。 「八角文化会館 駅前文化遺産」 これを買ったショップは普段アニメとか特撮、あるいは昔のドラマの同人誌が並んでいることが多く、こうしたシーナリィガイドみたいな物件紹介の同人誌が並ぶとは思いませんでしたw 本書は内容的には以前紹介した「都市、街の建築」に似た構成ですが、本書の場合地…

続きを読むread more

j trainのサプライズ(但し私だけw)

 今回は先日購入した雑誌で驚いた事から(ただし驚いたのは私だけw)  先日私の所属するクラブのメンバーとLINEでやり取りしていた折に「今月発売のj trainで(私の故郷の)盛岡客貨車区が取り上げられている」と言う情報を頂きました。  その時は情報は頂いたものの、田舎の事ゆえ当該の雑誌が近場の書店になく、街に出て何軒かの書店を…

続きを読むread more

あの頃のRM MODELS

 私が思うに、どんなジャンルでも専門誌というのが一番面白いのは、創刊から数年間ではないかと思います。 編集方針がまだ固まっていない試行錯誤の期間は面白いものも面白くないものが混在していてその独特な雑多さに魅力を感じますし、ある程度雑誌の方向性が固まって来てからしばらくの間は脂が乗り切った時期としてこれまた読み応えを感じるものです…

続きを読むread more

カラーブックス「日本の私鉄・近鉄」

 先日入手したカラーブックスから  カラーブックスの日本の私鉄シリーズの第一号は近鉄でした。  本書が出た当時はエンドウがNゲージで初めて3代目ビスタカーを出した直後位のタイミングだったと記憶していますが、その辺の相乗効果もあったのが当時「日本の私鉄・近鉄」は結構本屋さんの店頭で見かけた記憶があります。  ですがあの頃…

続きを読むread more

カラーブックス「日本の私鉄 阪神」

先日の出張の帰りに電車の中ででも読むつもりで買った古本から。  ここ数年で徐々に古本が増えているカラーブックスの日本の私鉄シリーズ  今回は「阪神」を購入しました。  帰りの列車の中で読んでいたのですが、同乗していた同僚から「見分けのつかない電車の羅列みたいな写真集のどこが楽しいのか?」と訊かれました。  その人は阪…

続きを読むread more

「都市・町の建築」

今回は建築関係の書籍から。 グラフィック社の「都市・町の建築」という一冊です。 この会社の本はこの趣味に入ってすぐくらいの時に「建築模型」というのを買った事があるのですがその時によく立ち読みしていたのがこの本でした。 その当時から都市型のレイアウトを志向していた私にとって、とても楽しめる内容だったので欲しかったのですが、当…

続きを読むread more

「Nゲージモデルで知る貨車読本」

 今回は先日入手した新刊本から。 「Nゲージモデルで知る貨車読本」(高橋 政士著 イカロス出版)から  実車の写真図鑑とかイラストによる車両図鑑と言うのはこれまでに星の数ほど出ていますが、実車の解説にNゲージのモデルを使うというのは纏まった形としてはこれまである様でなかったものと思います。  しかも題材が「貨車」  機関…

続きを読むread more

「Nゲージプラス」を読んで感じたこと

 先日入手した古本から    イカロス出版の「Nゲージ+02 飾る・つくる・走らせる」  実は最近まで本書の存在を知らなかったのですが近所のブック●フに並んでいるのを見つけて手に入れたものです。  一応本書は体裁上はNゲージ入門書のジャンルに入る一冊ではないかと思いますが、その趣は従来私が読んできた入門書とは一線を画したもの…

続きを読むread more

「私鉄機関車30年」

JTBキャンブックスは時折古本の出物を見つける事がありますが、鉄道書籍自体の古本が少ない現住地や故郷にあってコンスタントに並んでいる事が多いシリーズです。  今回紹介するのは「私鉄機関車30年」  以前紹介している「ローカル私鉄30年」の姉妹書とでも言えます。  「ローカル私鉄?」の時もそうだったのですが、本自体の興味に加…

続きを読むread more

「耳できくのりもの」とイマジネーション

 昨年暮れの事ですが、例の鉄道カフェでご店主と雑談の折「こういうものがありますよ」と紹介されたレコードがありました。    おそらく昭和40年代後半の物でしょうか、学研の学習ずかん百科のひとつ「耳できくのりもの」  図鑑と言っても中身はアナログレコードでいろいろな乗り物の音を収録したものの様です。  そういえば昭和40年…

続きを読むread more

昔の「とれいん」をまとめ買いしたはなし

(プレスアイゼンバーン「とれいん」1976年9月号より画像引用)  先日の秋葉行きでは帰りの電車で読む用に「とれいん」のバックナンバーを何冊か買っています。最近では現住地や故郷の古本屋でも出物を滅多に見なくなっているので東京のショップはそれだけでも結構貴重な存在です。  TMSと異なりとれいんについては当時は「気に入った記事…

続きを読むread more

「絵とき鐵道科学」に舌を巻く(汗)

 今回は書籍ネタです。  前回の「鉄道模型の友」と同じくエバグリでの戦利品から  交友社発行の「絵とき鐵道科学」(鐵道教育研究會著)  初版が昭和21年ですから70年以上前の本という事になります(因みに当時の定価は18円)  時期が時期なだけに紙質は仙花紙の様なざらざらしたもので見るからに時代を感じます。  それもあっ…

続きを読むread more

謎の専門誌「鉄道模型の友」ってなんだ?

 年末年始のエバーグリーン探訪に関連して。  今回帰省の帰りにここに立ち寄ったのは主に「とれいん」のバックナンバー狙いだったのですが、ついでのつもりで買った本の方が面白くて考え込んでしまったというおまけが付きました。  年末年始のセールという事もあったのでしょうが今回は古書、古雑誌のボリュームもやたらと多く、いっとき古本漁り…

続きを読むread more

カラーブックス「日本の私鉄 西武」

相当久しぶりな上に同じ本の二度目の紹介になるというカラーブックスネタ  今回は「日本の私鉄 西武」(保育社 西尾恵介 井上広和共著)です。以前の紹介の時はボリュームも少なかったうえに営団地下鉄とセットで紹介してしまいましたが先日の鉄コレ27弾で401系が追加された事もあって再度紹介したいと思います。  表紙がレッドアロー50…

続きを読むread more

「とれいん」のバックナンバーに岩手を感じたはなし(笑)

 静岡行きの戦利品ネタ。  個人的に意外性を感じたネタです。  今年の正月、盛岡で買い損ねたマイクロのDD18の出物が静岡のポポンデッタにあったという話を書いた事があります。  時間的なインターバルが少なかっただけにサプライズ性も高かったですが、あれは800キロ以上離れたふたつの土地が私の中で妙にジョイントするのを感じた一件で…

続きを読むread more

とれいんのバックナンバーと年越し運転のはなし

 先日の中野行きの戦利品…と言っても大したものではありませんが。  今回某マンガ専門店派生の鉄道ショップで漁ったのは「とれいん」のバックナンバーでした。  しかも「毎年の3月号だけ」  なんだってよりにもよってこんな偏った集め方になったかと言いますと、  今年の春頃にこのブログでも書きましたが、この雑誌の年末の恒例になっ…

続きを読むread more

「駅弁大会」

 最近のスーパーの秋の風物詩のひとつに「駅弁フェア」と言うのがあります。  昔はこの手の全国駅弁イベントという奴はデパートのお家芸みたいなものでしたが、最近ではそこいらのスーパーでもふと思い立ったように開催されるので有難味は薄れつつある気もしますが。  先日も近所のスーパーで駅弁フェアがあり、久しぶりに買い込んできました。 …

続きを読むread more

鉄道ファンの昔と今を偲ぶ

 先日の上京の時の戦利品から  鉄道ファンの気質と言うか趣味のポリシーという奴は時代の変化に合わせて変遷する中で変わったところと変わらないまま続いているところが適宜混在しながら進んでいる物と思います。  以前だったらこの種の本、特にファンの気質を書いた本はつとめて手を出さないようにしていたのですが、先日古本屋で他の本と一緒に買う…

続きを読むread more

GMカタログと須津谷急行レイアウトのはなし

 先日高志国太郎様のブログを拝見していたところ、グリーンマックス(以下GM)の最新版のカタログにかの伝説的レイアウト「須津谷急行」の特集が掲載されているという記述を見つけました。  元記事のリンクはこちらです 私のNゲージ考古学「須津谷急行・四代記」  実のところ、作者にしてGMの創立者たる鈴木氏のレイアウトや車両改造関連の才…

続きを読むread more

「全国鉱山鉄道」

 今回は書籍ネタでこれまた先日の上京での戦利品です。  JTBキャンブックスの「全国鉱山鉄道」をば  鉄道ファンもJR,国鉄形、或いは大手私鉄あたりに嗜好が向いている内はまあまあ普通に趣味という事で通用しますが、払下げ車のオンパレードの地方私鉄辺りに手を染め始めると病膏蒙への登竜門にとっかかり始めると思います。  更に進んで貨…

続きを読むread more

「戦後十年日本の車両」

先日の上京で見つけた古本から。  「戦後十年日本の車両」(機芸出版社)  鉄道模型趣味の別冊にこういうのがあるとは知りませんでした。  TMSの増刊で実物の別冊と言うと「蒸気機関車の角度」とか「陸蒸機からひかりまで」みたいな実車の細部観察みたいな資料本を連想してしまうのですが、本書の場合は敗戦からその後の10年間に至る…

続きを読むread more

まぼろしのドラえもんと16番レイアウトのはなし

 今回は思い出話ではありますが、実は読者の皆さんへの一種の「捜索依頼」でもあります。  簡単に答えが得られるとは思わないのですが・・・  以前当ブログで「ドラえもんと鉄道模型」のテーマで一筆したためた事があります。 (リンクは以下に) のび太のレイアウトのはなし  そこで私が小学生当時に読んだはずの鉄道模型ネタを取り上げま…

続きを読むread more

ピクトリアルの配給車特集のはなし

 先日、古本屋で見つけたピクトリアルから。  近所のブックオフなんかで見かける鉄道雑誌と言うと大半がRM Magazineか鉄道ジャーナルでして、鉄道ファンやピクトリアルはそれらの半分位しか並ぶことはありません。  とは言ってもバックナンバーの背表紙から興味のありそうな題材を拾うには古本屋が好適なので折に触れて覗きはしています。 …

続きを読むread more

「TMS夏期大学」を受講して(笑)

最初にお断りしておきますが、こういう講座をやっているという話ではありませんのでご注意を。  前回も書きましたが、7月に入り、当鉄道も台所の隅っこでちまちまとはいえ、車両工作のピッチが上がっています。  一月で4アイテム以上と言うのは、これまでの私のホビーライフでは空前の出来事でして我ながら驚いています。  それゆえ、例年…

続きを読むread more

昔の私鉄豪華車両のはなし

先日紹介したTMS20号から 今回のTMSで触発された特集の一つが「私鉄豪華車両」の特集でした。 「豪華車両」と言っても列車ではなく「車両」である事がポイント。 アメリカ流で言う「ビジネスカー」あるいは「貴賓車」と言う方がしっくり来ます。 戦前の私鉄は各社とも編成中、または単行でこの種の豪華車両が運用されていたようでこれ…

続きを読むread more

昭和25年のTMSを読んで

 先日中野の古本屋で入手した昔のTMS。  実は昨年来新装開店したショップとか地方のショップなんかで昭和20年代のTMSが割合安価に入手(ここで言う「安価」とはワタシ基準で「現在出ている新刊雑誌と同程度の価格」というのをひとつの目安にしています)されているので余裕がある時は買う様にしているのですが、今回のは割と拾い物だったと思います。…

続きを読むread more

テツドウモケイ4大誌を比べてみる3、個人的な感想

先日来鉄道模型の専門誌4誌を読み比べて比較するなんて事をやってみましたが、今回は私個人の主観から4誌についてそれぞれ感想を語ってみたいと思います。  ちょうど今日あたりは4誌中3誌の発売日に当たっていますし。  気が付いたら40年以上の付き合いになっているTMS(新規の購読開始が昭和50年頃)ですが、TMSが本屋さんで買え…

続きを読むread more

4大誌を比べてみる2・記事の比率とジャンルから

 先日このブログでも書いた鉄道模型専門誌の比較ネタ  今回は記事の比率から俯瞰してみたいと思います。  まずは昔の例として私の手元にあるTMSの74年8月号ととれいんの76年1月号、それとRM MODELSの95年10月号をサンプルとして見てみたいと思います。 (選択の基準は全くの無作為)  TMSの目次を繰ってみると総ペー…

続きを読むread more

4大誌を比べてみた(笑)1

今回は少し毛色の変わったネタで。 先月はいつも定期購読しているTMSの他に前述した事情からいつもは買わない「N」とか「とれいん」も購入しました。 ここまで揃えてみたらやはり残る「RM MODELS」も揃えたくなり4誌ある鉄道模型誌をコンプリートする(わたしにとっては)空前の事態となりました(笑) かつては専門誌と言えば後に…

続きを読むread more

「鉄道100年の記録」と思い出

先日古本屋さんで見つけた一冊から  いわゆる「鉄道100年」というのは私の記憶では1972(昭和47)年だったと思うのですが今回入手した別冊週刊読売「鉄道100年の記録」は1970年の12月号で微妙に手前のタイミングです。  鉄道100年の記念イベントでは当時小学生だった私は盛岡機関区で盛岡工場謹製のミニC57やミニED75…

続きを読むread more

「Kobaru」のカタログを見て「カタログでワクワクできた頃」を思う

そういえば、カトーやTOMIXのカタログを暫く買っていません。  二大メーカーのカタログの用途はここ数年位「線路パーツや配線パーツ、あるいはASSYの種類のチェックや購入の参考」と言うのがメインになっている関係上、何年かに一度と言うのがここ10年来のパターンになっています。  実際私がカタログを見てワクワクするのは「この線…

続きを読むread more

「模型鉄道へご招待」

 今日紹介するのは昨年暮れにエバーグリーンで見つけた(というか付いてきた)アイテムから ここではTMSやとれいんのバックナンバーが豊富ですが本業が古本屋ではないせいかどれも捨て値で売られていることが多いです。  それもあって個人的に創刊から数年間の「とれいん」は帰りの電車で読むのに好適なので毎回1、2冊は買っています。  …

続きを読むread more

2017年を振り返る3 昔の本に触発される  

2017年を振り返るその3です。 今年は不思議と鉄道模型の古本に当たる事が多かった気がします。 最近では専門誌のバックナンバーがあまり売れない事情がある様なのですが、特に雑誌類などではこれまで高すぎて手が出なかった様な物が私にも買えるようなレベルに落ち着いてくれたことが影響している気がします。 又それとは別に以前から存在は…

続きを読むread more

「日本の車両スタイルブック」

先日の中尾豊氏の逝去を知ったタイミングで氏の代表作に当たるというのも何かの縁でしょうか。 先日の秋葉行きでたまたま神田の古本屋で見つけたのが「日本の車両スタイルブック」(機芸出版社)でした。 本書の存在は以前から知ってはいましたが『Nゲージでレイアウト主体だし、車両工作なんか多分やらないだろうから』なんて考えと本自体の高価さから…

続きを読むread more