今回は書籍のはなしから
先日の帰省の折に押入れをひっくり返している時に見つけたもののひとつに列車時刻表があります。
表紙に「1982年6月23日からの新ダイヤ」と書かれている様に東北新幹線の盛岡~大宮間が暫定開業したタイミングで出された(あるいは配布された)ものです。
これだけだったら「単なる古い時刻表」であり時刻表マ…
続きを読むread more
50年前の模型とラジオから
模型の総合誌の草分けみたいな存在の本なのですが鉄道模型関連の記事もなかなか面白かったので今回取り上げてみたいと思います。
入手の経緯や雑誌全体の印象については以下のリンクをご参照ください
また、こちらのブログでは他のジャンルの模型についても随時取り上げます。
ホビーのごった煮「50年前の「…
続きを読むread more
先日の秋葉行きでの拾い物から。
神田の古本屋で見つけた「汽車がゆく、だから僕も・・・」(関沢新一著・毎日新聞社)
これまでこのブログでたびたび取り上げている関沢新一氏(SLブームのきっかけを作った一人で、美空ひばりの「柔」の作詞、「モスラ」の脚本家にして生みの親の一人)が鉄道趣味そのものについて語る一冊です。
関沢…
続きを読むread more
今回はカラーブックスネタです。
カラーブックスの名物シリーズというと「日本の私鉄シリーズ」というのが来ると思います。
通算では一体全部で何冊出ているか私もよく走らなかったりするのですが、これを揃いで持っていればいっぱしの私鉄博士になれる位のボリュームがあるのは間違いありません。
その名物シリーズですが私が持っていた…
続きを読むread more
今回の話はやや旬を逃した話なのですがご勘弁を
最近、近所の書店が「とれいん」を扱い始めました。
TMSは定期購読していますし、RM MODELSやNは大概の本屋にはあるのですが、田舎の悲しさで「とれいん」はなかなか、と言うか殆ど当地の本屋で置いてくれないのです。
雑誌の場合定期購読を除けば「手にとって中身を確かめられな…
続きを読むread more
毎年梅雨明け以後は私自身が汗っかきな所に持ってきて、夏バテでやる気が失われやすく特にレイアウト関連の工作が殆どストップしてしまう時期に当たります。
だからという訳ではあるのですが(汗)「台所の隅っこでもできる」Nの車両の改造や加工がここ数年の夏休み工作になっています。
古くは切り継ぎによるワサフ8000とかEH10のシ…
続きを読むread more
夏風邪の方が相変わらずなもので今回はサブブログで以前やったネタでお茶を濁させて頂きます(汗)
カラーブックス鉄道本ネタから。
今回は「国鉄の電車」を書こうと思います。
本書はそのタイトル通り出版当時の国鉄電車を俯瞰する構成です。
特急型に始まり、急行型、近郊型、通勤型と羅列する展開は当時の鉄道本の定番でした。
…
続きを読むread more
先日の秋葉行きの折見つけた雑誌から。
「朝日ソノラマ」の蒸気機関車の写真集。
私にもそれなりに馴染みのある花輪線8620の3重連も題材になっている奴だったので手を出してしまいました。
ところで「朝日ソノラマ」と言うと最近の人には出版社としてのイメージが強いと思うのですが、この当時は「書籍+ソノシート」が売りでした。…
続きを読むread more
今回はカラーブックスネタから
「電気機関車」を取り上げようと思います。
本書の初版は昭和56年。その時点で現役の電機群を俯瞰で取り上げたミニ百科事典の体裁です。
この点、車両に対する情緒的な視点で一冊構成された蒸気機関車系のそれとは一線を画しています。
とはいえ、今読み返すとEF63やEF71をはじめ現在で…
続きを読むread more
先日入手したTMS別冊から。
かつて(最終版が出たのは80年代初め頃)TMS特集シリーズという旧記事のアーカイブが出ていた事があります。
昭和20年代~30年代前半頃にかけてTMS本誌に掲載された製作記事を中心にジャンルごとに纏めた物で、主に車両工作編とレイアウト編に大別され十数冊リリースされたようです。
それらの…
続きを読むread more
今回はカラーブックスネタでも少し異色なものを。
カラーブックスと同じ大きさの文庫サイズでちょっとだけ厚い「ポケット百科」というのが昭和50年代の初め頃に保育社から出ていた事があります。
カラーブックスとは異なり一応「図鑑」という体裁ですから内容もカラーブックスより幾分アカデミックな内容で最初のラインナップも昆虫とか草花など…
続きを読むread more
先日、夕食の材料を買いに出掛けたスーパーの隅っこで新古本、DVDのフェアをやっておりました。
この手のセールがあるととりあえずは覗いてゆくのですが鉄道本は何冊か見かける事はあっても「鉄道模型の本」を見る事は現住地のような田舎のスーパーではまずありません。
ですので何の期待もせずに入ったのですが、入っていきなりその「鉄道…
続きを読むread more
今回はカラーブックスネタから
今回は鉄道ネタでもシリーズ中変わり種の部類に入る「鉄道写真入門」を取り上げます。
「撮り鉄」という言葉の登場を待つまでもなく、昭和30年代終わり頃から始まるSLブーム、50年代半ばのブルトレブームの御利益も相まって「鉄道趣味」の中でも「写真撮影」は最もメジャーな物でした。
次点で「…
続きを読むread more
今回は先日の秋葉行きの折某古書店で入手した入門書から。
誠文堂新光社の「16番鉄道模型とレイアウトの製作」
この本の存在は40年ほど前に科学教材社のカタログに掲載されていたので知っていたのですが、あの頃でさえNゲージが勃興期だった折、わざわざ16番の入門書を買う意味を見つけられずこれまで見送ってきた経緯のあるものです。
…
続きを読むread more
思い出のカラーブックスから。
今回は「路面電車」を取り上げます。
私が鉄道模型の趣味を再開して最初に作ったレイアウトも併用軌道を持つ路面電車も走れるものでした。
街並みとの組み合わせで魅力を発揮できる路面電車という乗り物は当時から私には魅力的に映った物です。
とはいえ、本書の出た70年代中盤頃は路面電車の鉄道模型と…
続きを読むread more
カラーブックス鉄道本ネタから。
今回は「イベント列車」を書こうと思います。
この本もリリース当時に新刊を買った物ですが、あの頃はサロンエクスプレス東京が話題になり客車改装によるイベント車がブームになり始めたタイミングでした。
今は亡き「みやび」もバリバリの現役車として掲載されています。
これらのイベント車の…
続きを読むread more
先日久しぶりで入った書店で見つけた一冊です。
ホビージャパンの「鉄道模型製作の教科書・レイアウト編」
2,3年前にホビージャパンやモデルアートなどのミリタリー・ジオラマ系(あとガンプラ系&萌えフィギュア系w)の雑誌が相次いで鉄道模型ジャンルに参入した時期がありました。
が、そう言えばここ1年位は店頭でそれらの本…
続きを読むread more
今回もある意味「何をいまさら」なネタです(汗)単に私が知らなかったというだけのはなしでご存知の向きも多いのではないでしょうか。
お恥ずかしい話ですがJAMと前後してKATO主催による「全国高等学校鉄道模型コンテスト」というイベントがあったという事をこの本を見つけるまで知りませんでした(恥)
文部科学省の後援まで受けてい…
続きを読むread more
カラーブックス鉄道本ネタから。
今回は北斗星の引退ニュースである意味タイムリーになった「ブルートレイン」を書こうと思います。
以前紹介した「蒸気機関車」などがSLブームの申し子だったのと同様に本書もブルートレインブームの申し子と言えます。
ブルトレブームが本格化したのは大体1977年の後半くらいからだったでしょ…
続きを読むread more
カラーブックスの鉄道ネタから。
今回は「軽便鉄道」について書こうと思います。
蒸気機関車などは最近レストアやイベント列車での運行も増えてきているので昭和50年当時のフィーバーは何だったのかと思えるほどに身近になりました。
電気機関車でもEF55がイベントに駆り出されるなど以前からは想像もできなかった位です。
…
続きを読むread more
久しぶりに書籍ネタです。
今回はカラーブックスの「あたらしい日本の鉄道」から。
実はカラーブックスで私が初めて買った鉄道物がこれでした。
そのせいで手持ちの中ではいちばんボロボロになってしまっています。
前作「日本の鉄道」が東海道新幹線開業前後の鉄道を取り上げているのに対してこちらはそれ以後、昭和40年代後半の…
続きを読むread more
帰省の戦利品その2
SL銀河に乗ってきたとは言っても、寝泊まりしたのは実家ですから向こうの押し入れを漁る位の時間はあります。
そこで発掘してきたのは「1980年版のグリーンマックスのカタログ」でした。
これまで帰省の折に触れて本棚やら何やら整理してきているのですがそのたびに何かしら発掘できるのですからあなどれないという…
続きを読むread more
先日の吉祥寺の運転会の折、かねて立ち寄ってみたかった某有名中古ショップ(最近某万引き事件で有名になった所ですね)を覗いてきました。
お目当ては鉄道模型の中古…ではなく懐かし系の本、特に最近このブログでネタにしている大百科とかジュニアチャンピオンコースなんかにいい出物がないかという好奇心からでした。
実際たどり着いたそこはマ…
続きを読むread more
今回はカラーブックスの鉄道ネタから
SLブームの最中にリリースされた「蒸気機関車」を。
前に触れた「懐かしい蒸気機関車」が文庫サイズとしては資料的にかなり充実した内容でしたが、先に出ていた本書の場合は写真メインのやや情緒的な方向で構成されています。
最初の蒸気機関車の本としてはこれは正しい方向性で、マニアと言うほど…
続きを読むread more
今回は以前紹介した「日本の鉄道」に関連してカラーブックスのネタです。
昭和39年頃リリースのカラーブックスの鉄道ネタはシリーズが後になるほど充実しており特に私鉄関係は殆ど1社一冊のペースで殆どリリースされていた記憶があります。
当然私の手持ちのカラーブックスでも鉄道ネタはそれなりに多いのですがそれでも全シリーズの一部に過…
続きを読むread more
ついこないだまで全く意識していなかったのに開通50周年を意識した先日来0系を中心に新幹線ノスタルジー状態です。
そんな訳でメイン・サブを問わず新幹線ネタで押していますが今回もやっぱりこのネタです。
毎日新聞社編の「一億人の昭和史」。昭和50年頃に出ていた昭和史の俯瞰シリーズで50年間の世相・事件を豊富な報道写真で捉えたシリ…
続きを読むread more
今月は東海道新幹線が開通して50周年と言う事でもあるのでしばらくの間私のブログもメイン、サブ共に0系(あるいは200系)時代の新幹線ネタで引っ張ってみようかと思います(笑)
まずはカラーブックスの鉄道本ネタから
カラーブックス初の鉄道本となる「日本の鉄道」
表紙を誇らしげに飾るのは「疾走する0系新幹線」
この事…
続きを読むread more
秋葉原近辺、或いは故郷の中古ショップで買い物する時に古書、特に雑誌のバックナンバーを探す事がよくあります。
専門誌のバックナンバーは田舎ではなかなか手に入らないのが普通なのでこういう時でもないと買えないという事情もあります。
ですがそれ以上に「研修会の帰りの電車の中で読む」と言う大目的が(笑)
TMSとかとれいんなどは…
続きを読むread more
帰省のついでに実家にとってあった弟の「模型とラジオ」のバックナンバーを読み返してきました。
この雑誌についてはこれまでにも1、2度このブログで取り上げた事があります。
が、いつ読んでもその車両工作のレベルの高さに驚異すら感じます。
私が読んだのは81年暮れから休刊に至る84年半ばまでのものですが
小田急…
続きを読むread more
今回は書籍の話を。
「昭和鉄道史」(毎日新聞社)から
今でもよく古本屋で見かける確率の高い「一億人の昭和史」の別冊として昭和53年に刊行された物です。
新聞社が出した本だけに「昭和史の中の鉄道」という観点で捉える上で有用な報道写真が多いのが本書の特徴といえます。
日清・日露戦争から太平洋戦争に掛けての「戦争と鉄道」終…
続きを読むread more
今回は書籍のはなしです。
先日紹介した「ほろびゆく蒸気機関車」が叙情派の写真集とするならこちらはさしずめ「分析派」の写真集と呼べるかもしれません。
この手の写真集の老舗(笑)の機芸出版社の「蒸気機関車スタイルブック」
元々が模型製作の参考にする事を前提にした写真集なので余計な背景類は全くありません。
どのページ…
続きを読むread more
私が趣味の中断中に創刊されていた雑誌として以前RM MODELSのはなしを先日しましたが、今回はもうひとつの「N(エヌ)」について。
これまでに登場した鉄道模型4誌ですが私の現住地の様な田舎(しかもここ20年程の間に書店自体がかなり減っています)での入手の難易度は一番手に入りやすいのがRM MODELS、そして次がこの「N」で…
続きを読むread more
これまで何冊か私の趣味の自分史にシンクロして影響を与えてきた本をいくつか取り上げて来ましたがこれを取り上げないのは文字通り「画竜点睛を欠く」と言う奴で。
なぜなら、この本だけは「記事を見ながら実際にレイアウトを作った」一冊だからです。
「Lets Play Layout(NEKOパブリッシング)」
私が趣味の再開時…
続きを読むread more
今回はこの間入手した古書から。
「滅びゆく蒸気機関車(関沢新一著・ノーベル書房)」
知っている人は知っている昭和40年代SLブームの起爆剤となったベストセラー写真集です。
ただ、それほどの本でありながら私自身これまで買わず、又機関士の親類やその関係者も持っていなかった(あるいは買わなかった)のでこれまで目を通す機会…
続きを読むread more
今回は先月入手した一冊から。
前回は自分自身のノスタルジーを刺激される本でしたが、こっちは全く対極の本と言えます(笑)
恐らくこういう機会でもなければ手を出さなかったでしょう。
「萌えながらぐんぐん身に付く日本の鉄道・入門編(と言う事は応用編もあるのか?w)(ヴィレッジブックス)」こちらも2009年初版と先の「国鉄風景」…
続きを読むread more
この間もお話しましたが、先月の末頃閉店した近所のBookOffの処分セールでで何冊か鉄道関連の本を買う事ができました。
とは言っても、正に閉店直前ぎりぎりのタイミングだったので量自体が少なかったですが。
今回はその中の一冊から
「写真で比べる昭和と今・国鉄風景の30年(二村高史著・技報堂出版)」2008年初版です。…
続きを読むread more
来月リリースの鉄コレ18弾は小型DC中心のラインナップで我らが三陸鉄道の1形式1両「36-500」もラインナップに加わっています。
実は今回のラインナップをまるで知らなかったのであまり注意して見ていなかったのですが、タイムリーと言いますかこういう時に役立ちそうな本を先日某BOOK O●Fで入手しました。
JTBキャンブック…
続きを読むread more
私にとっての聖典と言える本に「模型と工作・鉄道模型工作ハンドブック」というのがあります。
私が持っているのは1964年版ですがこれまでも折に触れてこの本の魅力と影響について書いてきました。
で、最近になってそれとは別のバージョンをお借りする事ができました。これがまた私の奴に輪をかけて凄い内容で驚かされました。
今回紹介…
続きを読むread more
ケイブンシャの大百科、このところ鉄道模型ネタが続いています。
こういう本を取っておいてくれている知り合いがいるのは個人的に非常に有難いですね。
そんな訳で第3弾
「鉄道模型テクニック大百科」をば。
実はこの本、知り合いの家で読ませてもらった折にその内容に驚かされる所があり(笑)無理を言ってお借りしたものです。
…
続きを読むread more
今回は鉄道模型の入門書のはなしです。前回の「鉄道模型大百科2」は以前サブブログで上げたものの再録だったのですが、実はこれの前振りだったりします(汗)
80年代の初め頃にあちこちの出版社から児童をターゲットにした鉄道模型の入門書が雨後の筍の如き勢いでいくつも出た時期があります。
そのうち、ケイブンシャの大百科やホビーテクニッ…
続きを読むread more