ローカルレイアウト製作・12・番外編・キハ20系の動力の話


 今回はローカルレイアウトでの車両の話です。
 この線区では主力車両のひとつとしてKATOの20系が数多く入線しています。

 言うまでも無くこのモデルは昭和40年代以降現在でも販売され続けるロングセラー商品で特にそのスタイルは登場以来殆ど変わっていない(よく見れば製造時期による多少の差異はあるのですが)モデルです。

 それゆえに中古やジャンク屋などで入手できる事も多い車両であります(特にTOMIXがHGを出してからは玉数が増えているような気もします)
 そんな訳で最近複数の動力車を入線させたのですが 外見は殆ど同じなのに当レイアウトの最急曲線R177をクリアできる物とできない物がありました。

 具体的には複数のキハユニ26がクリアできるのにキハ20が曲がろうとすると前方の台車が必ず脱線してしまいました。寸法をはじめ足回りはこのニ者はまったく同じと思っていたので不思議に思いました。

 そこでチェックしてみたのですがKATOのキハ20系の場合、製造時期で動力の形態に違いがありそれが最小回転半径に影響しているらしい事が判明しました。

 最初に入線していたキハユニ26の場合はモーターからのシャフトが金属製のまっすぐな物で台車の上で直接ウォームギアに噛みこむ形式の物でした。
 脱線が頻発したキハ20は新型の動力ユニットでしたがこちらはモーターのマウント位置が低くモーターから樹脂製のカップリングとボールジョイントを用いたドライブシャフトで台車に動力を伝達する形式でした。

 どうもこの方式のユニットでは台車の首振り角度が旧製品より微妙に浅いために台車を線路から弾き飛ばしている様です。
 思い出してみればKATOの場合、キハユニ26の動力車はかなり前に生産が終わっており、新型の動力のものが無かった可能性があります。これが形式による走りの違いになったのかもしれません。

 但し、キハ20と同様の構造のユニットを使っているキハ35やキハ58、そしてキハ20よりも車体の長いキハ52(何れもKATO)ではこうしたトラブルがなかった(キハ40にはありました)ので今回の問題は形式よりも個体差によるトラブルの可能性は否定できません。

 とはいうものの昔のユニットは一部を除いて急曲線に対応しやすい物が多くレイアウト派には有難い半面、最近の物はこれまた一部を除いて旧曲線への配慮の少ない物も増えている気がします(特にカプラー関係の構造で)

 見た目のリアリティを重視しすぎて急曲線への対応への配慮を忘れ、モーターとギアがついているのに普通の家ではまっすぐ走らせる事しかできなくなってしまった16番ゲージ(それが後にNゲージに市場を席捲されてしまう遠因にもなったと思います)の轍を踏まなければいいのですが。

 今回の事でふとそんな事を思いました。 
 
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