レイアウトのベースのはなし

 先日smool.bassさんからレイアウトの土台は何がお勧めかというコメントをいただきました。
 
 実を言いますとこのブログをはじめてこのかた、この種の相談を受けたのは初めてなので少し戸惑いましたが、考えてみると面白い題材でもあると感じたので自分の経験と考えを少し纏めてみようかという気になりました。
 そんな訳で今回はいつもと少し趣向が違います。

 自分の経験談の積み重ねなので教科書的なことではないのですがそこはどうかご容赦を。


 レイアウトの規模にもよるのですが600×900くらいの大きさ(私がこれまで作ってきたレイアウトやモジュールは大体がこの大きさです。大型のものは複数のパートを組み合わせています)で考えると以下のパターンが考えられます。
 1)市販のレイアウトを購入する(KATOのデスクトップレイアウトなど。最近は新幹線s備え付けのブックレットの通販でも買えるようです)
 2)市販のレイアウトボードを購入して使う(私の場合、モジュールはこのパターンです)
 3)ベースボードを自作する(最初のレイアウトや昨年のローカルレイアウトなどはこのパターンでした)

 このうち1)は一番楽金がかかる(なのでこれだけは実行していません)ものの手間の点では最も楽です。地形も最初からできているので買ってすぐ楽しめますし建物の追加レベルであれば手を加える事も容易です。但し拡張性は劣ります。

 2)はレイアウト作りで最も面倒くさい工程(これがあるがゆえにレイアウトに踏み出せない方も多いと思います)を省略できると言うのが最大のメリットと思います。これさえあればあとは線路の敷設、建物の配置、山の造成と比較的楽しい工程だけをいいとこ取りできます。ただ、私がモジュールで使った経験を書かせてもらうならば「山は作りやすいがボードの切り欠きを要する川はやや面倒」という欠点もあります。

 3)ですが実は900×600くらいのサイズだと1)や2)に比べて材料が安く上がるという程度のメリットしか感じませんでした。材料はホームセンターで入手できるのですが本格的に地形を作りこむ場合(特に谷間や高地といった起伏)、鋸と金槌だけとは中々行かず後から工具を買い足す事も多いので(笑)結果的には高くつく場合もあります。
 私の場合は「いつかやるであろう日曜大工への投資」などと大法螺を吹きつつジグソーと電気ドリルを買い込みました。ですが結果的にはこれは正解で後から追加したベースや、市販品に無い変形した形のベースが割合容易に作る事ができました(笑)
 更に言うならこれより大きなサイズや変形ベースのレイアウトを作るなら市販品の継ぎ足しや改造よりも自作のほうがはるかに有利と言えます。

 smool.bassさんの質問の眼目は「ベースの素材は何が適当か」と言う事でしたがこれは木製・発泡スチロールどちらも一長一短だと思います。
 骨組みをきちんと組んだ木製は強度はありますが工作に手間がかかり重いのが難点です。又自作する際には梁に使う棒でしなりや狂いの無い物を見つけるのがホームセンターでは結構苦労する点です。

 発泡スチロールは軽量で加工は容易ですし外側にきちんと枠が組めれば強度もあります。但し素材としてはもろく衝撃には弱い(これは上からプラスターをかけても同じです)、広い面積では木に比べてしなりやすいのが難です。


 第3の素材(笑)として私がよく使うのがスタイロフォームと言う断熱材の板でしょうか。発泡スチロールより強度がある上に殆ど板状なので平面が取り易いこと、カッターでさくさく切れるほど加工性はよく上に線路を敷いてもそこそこの耐用性を持ちます(3センチ以上の厚みがあればまずベースとして使えるでしょう)
 又ほぼ1センチ刻みで色々な厚みがあること木工ボンドでも接着ができ重ね貼りする事でベースから山までを一気に作れ、厚みのある板なら川や谷を掘り込む事もできます。
 欠点は板状の場合に発泡スチロールほどではないにしろやはりしなりやすい事、同じ面積の板より割高な上に最近入荷自体が減っている事でしょうか。


 ここからは昨年ローカルレイアウトを作った時に私の考えた折衷案です。
 市販の風呂用すのこを購入しその上にスタイロフォームの板を張る事で強度と耐久性の両立、配線のしやすさ(板をベースにする時に意外に大変なのが配線の処理です)と川や谷の掘り込みやすさを狙いました。
 それと出来上がってから気づきましたが、レイアウトの持ち運びが意外と楽になるメリットもあります。
 すのこ自体は結構特売品が安く買えることがあるのでコストの点でも悪くはありません。難点は同じ高さ、大きさのものが常に手に入るとは限らない事で将来の拡張を考えるなら注意すべきポイントです。 

 smool.bassさんこんな具合ですが参考になったでしょうか。
 他の皆様、いつに無い長文の駄弁りになってすみません。
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