特撮とレイアウトと高圧鉄塔のはなし


 先日CATVで8月に出かけた「特撮博物館」の1時間スペシャル番組をやっていて改めて堪能しました。
 ゴジラやウルトラマン、ガメラにマイティジャックと懐かしのヒーロー物のマスクやメカの展示はもちろんですが、鉄道模型のレイアウトをやっている身としてはやっぱりミニチュアに目が向いてしまいます。

 中でも印象に残ったのはだったのは館長の庵野秀明氏や副館長の樋口真嗣語るところの電柱や鉄塔へのこだわりトークでした(笑)

 自然の風景の中にそびえる機能美の極致のような高圧送電線の鉄塔というのはある意味イマドキの日本人の原風景の一部になっているような気がします(いつかはこれに「携帯の基地局のアンテナ」なんてのも入ってくるのでしょうか。

 街中では普通に見かけるがゆえにあまり意識されない電柱もレイアウトやジオラマの風景を組む時には決して外せないエッセンスとして大きな機能を果たしています。
 この感覚は実際に実風景のジオラマかレイアウトでもやっていないと実感しにくいものかもしれません。

 一言で言うなら『文明の象徴』であると同時に「人が生活している」感覚を端的に示せるアイテムといえます。

 そういえばこれを観ていて思い出したのですがその昔「大戦隊ゴーグルV」と言う作品で「時代に取り残され未だに江戸時代のままに暮らしている隠れ里の村」の話があり(もちろんゲストキャラも「今が江戸時代のつもり」でいる)そこを侵略だか利用だかしていた怪人たちをヒーローが倒すのですが後半でヒーローメカが飛行している山の中にこの高圧送電線鉄塔が建っていて『ああ、やっぱり現代の話なんだなあ」と妙に納得した覚えがありました。
(最もこのカットはバンクカットなので特にこの話のために用意された物でもないのですが)
 あるいはちょっと後の「超電子バイオマン」辺りで巨大ロボ戦が始まると寄居かどこかの山の中で巨大ロボット同士が戦う(採石場の何もないところを平原に見立てて撮影する「ゴッドマン方式」)のですが他は特にセットが組まれているわけでないのに高圧鉄塔のミニチュアだけは2基用意されていて「巨大なロボットが戦っている」ことを示す記号代わりに使われていたのも印象的です。
あるいは等身大ヒーローであっても初代の仮面ライダーはEDで鉄塔の根元でショっカー怪人を倒していましたし、特に怪獣と絡むわけでもないのに 「宇宙大怪獣ギララ」の地方都市のセットの中にも高圧鉄塔があったりします。

 面白い事にこれらの両者は実風景の評価の中では常に邪魔者扱いされ美学的見地からは「出来るならすべて撤去してしまいたい」存在とされる事が多いです。

 ですがこれらがなければ文明生活や美的生活のほぼすべてが支えられないのも事実ですし、現実にそれらにノスタルジーを感じる層が増えているのも事実です。
 
 こういうのもある意味「活気の美学」みたいなものでしょうか(笑)
光山鉄道管理局
 HPです。

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