「熱闘 鉄道模型2014」から

 今回もある意味「何をいまさら」なネタです(汗)単に私が知らなかったというだけのはなしでご存知の向きも多いのではないでしょうか。

 お恥ずかしい話ですがJAMと前後してKATO主催による「全国高等学校鉄道模型コンテスト」というイベントがあったという事をこの本を見つけるまで知りませんでした(恥)

 文部科学省の後援まで受けている「鉄道模型甲子園」みたいなイベントが始まっていたとは結構な驚きでしたし「知っていたら見に行ったのに」的な残念感を感じてしまったのも事実です。
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 とはいえそれらの参加作品群を網羅した一冊が出ていたのは私にとって不幸中の幸いでした(笑)
 既にお持ちの向きも多いと思いますが「熱闘 鉄道模型2014」
 先日の結婚式での上京中に本屋で見つけて買い込んだのですが帰りの電車の中で一気に読みとおしました。

 全国(と言っても極端な位東京周辺に偏っているのですが)から集まった参加校が一定の既定のもとで知恵を絞って作ったモジュール、セクション、レイアウトが一堂に展示、審査されるというのはかなり新鮮なコンセプトです。
 (とか書きましたが実際にはこの大会自体は既に6回目、ビッグサイトでやる様になってからも2回目だそうですが)
 さて、本書では受賞作に多くのスペースが咲かれているのは勿論ですがほぼすべての参加作が写真つきで紹介されています。

 良く出来た入賞作に目を見張らされるのはもちろんですが、そうでない作品群にも最近の専門誌で見なくなってしまった妙な勢いと言うか自由闊達さが感じられてなんだか元気になれました。
 中でも特賞の代々木周辺のモジュールはランドマークの印象の強さとそれを周囲の工作のセンスが支え切っている相乗効果が感じられ、思わず喝采を送りたくなる出来と感じました。


 あと意外だったのは女の子だけで構成されたクラブの出品が思ったよりも多かった事です。
 それでいてそこで出品されるモジュールは手抜きの跡の無いしっかりしたものが多かったのが印象的でした。
 この辺りに少し時代の変化を感じてしまう私も歳ですね。

 ただ、少し気になったのはモジュールの規格に準拠はしているもののメインラインの上全体にカバーの様にベースを掛けてその上に別な風景を構成させた物が一部に見られた事です。
 奇策と言えば言えますが、こういうものばかりになってしまうと本来の意味のモジュールからかけ離れてしまう危惧を感じました。

 ところでこの勢い、昔どこかで見た様な気がしていたのですが30年以上前に当時のTMSが初めて開催した「第一回レイアウトコンテスト」の熱気に近いものだと思い当たりました。
 あのコンテストも玉石混交、プロ顔負けの凄い作品から板の上にレールを貼ったレベルに近い物までが同列に並んでいたのですがその勢いに呑まれる様に読み進んだ記憶があります。
 その時の記憶は本書を読んだ時のそれと共通するものがあります。

 最近の専門誌を読んでいて一番欠けているのがこの「荒削りでも勢いのある雰囲気」ではないかと思っていただけに少し救われた気分にもなります。

 そんな印象もあって最近出た鉄道模型本の中では文句なしに楽しめる一冊です。
 但し、いわゆる「テクニック作例集」のつもりで見るとやや肩透かしの印象を受けるかもしれませんが、それでも読んで元気な気分になれるのは間違いありません。
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 もう一つ印象的だったのは巻頭に掲載されていたモジュール設営のレポート頁でした。
 私たちなども運転会の前日は毎度これに近い事をやっていますがイベント前の熱気と活気がごちゃ混ぜになった独特の高揚感がよく伝わってくる感じがします。
(写真は私が所属するクラブの撤収風景の物です)


光山鉄道管理局
 HPです。


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