「鉄道模型製作の教科書・レイアウト編」

 先日久しぶりで入った書店で見つけた一冊です。

 ホビージャパンの「鉄道模型製作の教科書・レイアウト編」
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 2,3年前にホビージャパンやモデルアートなどのミリタリー・ジオラマ系(あとガンプラ系&萌えフィギュア系w)の雑誌が相次いで鉄道模型ジャンルに参入した時期がありました。

 が、そう言えばここ1年位は店頭でそれらの本を見なくなっていたのを思い出しました。
 (あるいは単に私の目に触れなかっただけかもしれませんが)
 ですから背表紙下の「ホビージャパン」のロゴに物珍しさと懐かしさ(笑)を感じて手に取ったのも確かです。
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 タイトルで「レイアウト」と書いている物の、作例の大半は運転時の自己完結性を持つレイアウトではなく、むしろ「ジオラマ」もしくは「パイク」と呼ばれる車両の展示台を志向しているようです。
 元々がジオラマ寄りの雑誌を母体としていますからこれはこれで良いと思いますし、TMSやRMMとはノリの違う世界を垣間見られるだけでも結構楽しめる内容です。
 私見ですが鉄道模型の魅力の重要なひとつが「列車が走る事による動的な視覚効果」にあると考える身としては「静止した立体写真」前提のジオラマには一種の違和感を感じるのも確かです。

 その一方でトラックプランに縛られない風景創生、それもガンプラ系では見られないパノラマ感のある構図のジオラマ作例がいくつも掲載されていて(実際これを「レイアウトの一部」として組み込むとなると単純なエンドレスでもかなりのスペースを食う事は必須でしょう)その細密度と併せてうっとりするような情景が展開しています。
 この辺りはかねて私があこがれる「特撮映画のミニチュアセット」に近い感覚ですが、それらの殆どがジオコレを中心にした市販品の建造物でまとめられています。
 それでいてこれほどリアルな風景が作れるのですから、これは人によっては一種のカルチャーショックかもしれません。

 ただ、ポリシーの違いとはいえ、見ていて気になる所もいくつかありました。
 本書で掲載されているジオラマは恒久的な運転を想定したものではないらしく「後から改造する」様に出来ていないように見える所は特に気になる部分でした。
 後から改造する前提だと丸めた紙の上から直接着色して大きな山を作るという技法は考えにくいですし、トンネルのあるセクションで点検穴がない(あるいは背面を最初から抜いた状態にはしない)のも運転前提・改造改修前提のレイアウトのレイアウトにはそぐわない点ではあります。

 基本的に展示用のジオラマは後から手を加える性格のものではないのでこれは当然なのですが「レイアウトに完成なし」というレイアウト派・運転派の鉄道模型の発想からすると「完成即終了」というのは幾分違和感を感じる所もあります。
 その部分は引っ掛かりますが他の大半の部分には参考になったり共感する部分が多かったです。

 作例の中で個人的に一番琴線に触れたのがJR大塚駅のセクションでした。
 いつかはこういうのを作りたいと思っていた風景をこんな風にどんぴしゃりで出されるととてもウキウキした気分になります(笑)

光山鉄道管理局
 HPです。


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