「鉄道模型は高いのか?」について考えてみる・序章(笑)

 3月も終わりに近づき、送別会シーズンやら総会シーズンやらで妙に飲む機会が増えています。
 今回はそんな折に少し酔った頭で考えた事です。ですので筋の通らない所もありますがそこはご勘弁を。
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(前略)TMSのアンケートのメーカーへの希望で非常に多かったのは「もっと安くしてください」「高すぎる」というものであった。
 私の予想よりはるかに多くの人がこう書いている。(中略)
 ファン多くが何に比べて高いと言っているのか知る由もないが第一に自分のポケットマネーと比べていると想像される。
 このことは日本と外国のファンの年齢の差にもなる。
 しかし、大人のファンも同じ事を訴えている。
 要するにみんなポケットマネーが足りない訳である。
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 国鉄形車両については殆どの人が、それも高価な品を買う人でさえも「高すぎる」という声が圧倒的である。
 高い理由は単に原価の問題だけでなくファンは知らない流通機構などの問題もあるがとにかくすでに限界に近い事は販売する側もわかっていよう。
 今、高い模型を買っている人はまず十分にお金がある人ーこの一部には収得して値上がりを待つファンも含むがーは勿論であろう。
 あとはお金はないがどうしても欲しいのを1年に1両と言ったファンが意外に多い様に思う。贅沢はしたいが何もかもとはいかない人々が日本人に多い一点豪華主義で買っているのではないか。3万円の洋服のポケットに9万円のカルティエのライターが入っている様な調子である。


 上述の事は最近の傾向の事を書いているのではありません。
 上の一文は昭和43年6月号のTMSのミキストから、下の一文は同じく昭和50年のミキストからの引用です。
 参考までに該当する号に掲載されている16番モデルでは前者は鉄道模型社のC62の完成品が7700円、後者ではアダチ製作所のD61の完成品で19500円でした。
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 更に昭和46年の年少者向けの入門書である集英社の「模型工作教室」の中で「それに完成品じゃあNゲージでも5,6両の列車をぐるぐるエンドレスレールに走らせるだけのセットでも7,8千円もする」「とてもおこずかいじゃあ足りないよ」というくだりがありますし
 又、「TOMIXのすべて」の中でブルトレブームの直後の世相を書いた江頭剛氏の漫画に「だってえ、天●堂のSL1台分でNゲージならたくさん買えるもん」というセリフがありました。

 で、私が今手にしているTMSの最新号を開くとカンタム仕様の天賞堂プラ製C62は87000円。但しこれは「16番でこの内容としては安い」と言われるレベルであり同じ広告に出ているブラス仕様のEF81の値段は285000円となっています。
 実際に時代の流れに伴う物価上昇を考慮に入れなければならないとしても16番モデルの場合、47年前の10倍以上のお値段になり、ブラスともなると更に想像を絶する上がりっぷりな事がわかります。

 昭和50年当時と比較してもあの頃はかつ丼一杯が大体300円前後。今近所のパーキングエリアで出されるかつ丼が700円である事を考えると凄い話です。

 ですが今回の本題は実はそこではありません(笑)
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 ここで考えたいのは50年近く昔から現在に至るまで「鉄道模型の完成品は高すぎる」という声が高く、その傾向が殆ど変わっていない事です。
 もちろん16番からNへ、ブラスからプラへという変化もそれなりにあるのですがどのフォーマットに転んでも初期の鉄コレを除けば「鉄道模型は高い」という話にしか行かなくなってしまいます。

 言ってみればこの趣味の世界、常に「お値段との戦い」の歴史を重ねてきたとも言えます(完成品に限らずキットやパーツも含めて)
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 上述の文章を見れば「自分の小遣いと比べて」という形で理由をうかがわせる所もあります。
 ですがその割に「この鉄道模型が買いたいから携帯を止めてIP電話にした」とか「クルマをやめて自転車通勤を始めた」「好きだった酒やスイーツをやめて金を貯めた」という武勇談をついぞ聞いたことがありません。
 (まあ、単に私が聞かなかっただけの話かもしれませんし、もし聞いたとしてもそれはそれで正直感心しないところもあるのですが)

 そこで思うのは「では完成品の場合、鉄道模型のユーザーにとっての適正価格はいくらくらいなのか」です。
 この際「安ければ安いほどいい」とか「タダが一番いいに決まっている」といった具体性の無い論旨は一旦忘れて考えてみたいと思います(この項随時更新)
光山鉄道管理局
 HPです。


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