夢屋のEF63のはなし・その4

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 夢屋のEF63のはなし、もう一回だけ続けます。
 というのも先日古本屋でRailMagazineの126号が入手できたからですが。
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 この号は時代的にかの「鉄道模型考古学N」が連載されていた頃の奴なのですが、著者の松本吉之氏が「夢屋のEF63のキットインプレッション」を掲載していたものです。

 RMのバックナンバーを置いている古本屋は多いのですが、この号だけどういうわけかどこの店に行っても出物が無く先日になってようやく見つけた次第です。

 そんな訳でこの記事も最初は興味本位で読み始めたのですが、驚いた。
 記事自体は見開き2ページに過ぎないのですがその70パーセントまでが活字、しかも字そのものが小さいので目が疲れます(笑)
 おまけに内容が異様なほど濃密。
 恐らくTMSの製作記事なら優に数ページ分の情報量のある文章と思います。

 当時、この記事を基にしてキットに挑んだモデラーも多かったのではないかと思いますが、製作上の注意点が具体的かつ的確なのでかなり役に立ったのではないでしょうか。

 手元のEF63を見ていても、これがかなり手間のかかったモデルである事は感じられるのですがこの記事を読むとキットメイクとはいえきちんと組むには相当の手間と要領を必要とする事が伝わってきます。
 私が作った訳ではないので「他人の褌で相撲を取る」内容になってしまいますがこのインプレッションと手持ちの63を比べて見て少し考察めいた事を書こうと思います。

 この記事に書かれている様にこのEF63の最初の難物は台車周りでプラ成形品みたいな一発成型ではなくエアタンクやらブレーキシリンダが別パーツ化されそれらを一々ハンダ付けしています。
 しかも一部はパーツを整形しなければ他のパーツに付かなかったり不自然な当たりが付いてしまうなどの弊害があって一筋縄ではいかないようです。

 動力も当然の様にゼロから組み立て、配線もNとしては珍しいリード線をハンダ付けするものです。
 こちらの63も走る事は走りますがちょっとしたカーブではブレーキシリンダがステップに当たりきちんと曲がらないのは既述の通りです。

 ところでこのモデルを手に入れた時から気になっていたのですが前面サッシの位置が実車の様に斜めになっておらずキハ82みたいな垂直の取り付けになっているのが少し気になっていたのはこれまでも触れていた通りです。
 最初はユーザーが実物を気にしないでこうしていたのかと思っていましたが、今回の記事によるとこれは元々のキットの仕様がそうなっていたそうで、(上と下の窓の出っ張りが同じレベルな為)実車通りにするには事前に前面パーツの修正が必須、しかもそれが前面サッシの修正を含めてかなり注意を要するのだそうです。
 これ位細密なモデルにしては少し困る仕様ではあります。
 (これほどのモデルに挑むようなモデラーは「ここまでやったから量産品よりも実物に近い」事を自慢したい筈ですから)

 又ボディを含めた各パーツはNとは思えないほどに繊細な構造と材質のために、ちょっと気を抜くとすぐにパーツの損傷につながりやすいそうで更に手強さを増しています。

 ですがそれを抜きにしてもこのEF63がNゲージとしては現在でも怪物級のモデルなのは間違いありません。

 この作例記事のモデルですら未塗装なのですから(前回も書きましたが)塗装まで済ませたモデルと言うのは更に少なかったのではないかと思われます。それを考えると技量はともかくとしてもこれに挑んで一応形にしているだけでもこれを作った方の熱意と粘りは大したものだと思います。

光山鉄道管理局
 HPです。

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