今月の中古車から・小田急ED1030型電気機関車

 今回はブラスの中古モデルから。
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 恐らくシバサキ模型の製品のキットメイクと思われる小田急ED1030型電気機関車です。
 資料によれば本機はシバサキの最後の製品に当たるそうです。

 さて、以前に夢屋のEF63のところでもちらりと触れましたが当時のNのブラスキットはそれまでの既成モデルの動力ユニットを転用する方向から動力その物もスクラッチさせる方向に舵が切られ始めた時期に当たります。
 このモデルもさすがに台車内の伝達ギアこそ既成パーツな物のシャシの組み立てからモーターの取り付け、ウォームギア周りの組みつけはユーザーが行なうようになっています。
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 こうする事で台車間のホイールベースの長さをモデルによって自在に作り分ける事ができますから、帰省動力の利用に伴うプロポーションのディフォルメを減らそうという意図があったと思われます。
 実際当時はこれほどの小型電機に使える既成品の動力ユニットは事実上ありませんでしたし。
 (うまくすればしなのマイクロの小型電機用が使えたかもしれませんが、この頃にはもう売られていませんでした)

 さて、このモデル、外見上は単純な箱型の車体ですが別付けできるパーツは出来る限りつけてしまおうという発想のモデルといえ、しなのマイクロならエッチングのモールドで済ませるであろう所も別パーツ化で表現しています。
 ですのでしなのの機関車を見慣れた目からするとかなり彫りが深いというかメリハリのある前面表現が楽しめるモデルです。
 特に前面に掛かる梯子のディテールなどはよりその印象を強めています。
DSCN7615.jpg
 一方でキットの状態では車体の屋根の形に曲げの入っていない板状だったそうなので精密さとは別なところで難しさのあるキットであるとも言えます。
 おそらくこれを作った前ユーザーはかなり苦労されていたのではないかと。
 (追記・これを書いた後で調べたところこのモデルに関しては車体の曲げは予め付けてあったそうです)
DSCN8905.jpg
 それ以上に苦労がしのばれるのがやはり動力部の様です。
 通電すると一応はモータが回るのですがウォームギアとインサイドギアの当たりが悪く肝心の台車に動力が伝達されません。
 症状としては昨年来手こずらされている関水の初代EF70やしなのマイクロの一部で欠陥品扱いされている185系の動力のそれに酷似しています。
DSCN8907.jpg
 作り手の苦労はよく伝わるのですがその割に益は殆ど無かったというのが正直な所でしょう。
 とはいえ、だからと言ってせっかくの小田急の電機を飾り物にしてしまうのは何としてももったいない。
 どういう形であれレイアウト上で走れる程度にまでは持って行きたいと思います。

 (今こんな書き方をしているという事はそれなりに当てがあるという事でもあるのですが)
光山鉄道管理局
 HPです。

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