「偉大なる凡庸」の系譜・番外編・TOMIXの「近郊住宅」

 偉大なる凡庸の系譜、今回は搦め手と言うか番外編です。

 Nゲージのレイアウトの普及の一因としてストラクチャーの量販化と言う側面があるのには異論は少ないと思います。
 特に初期の普及期の時点でGMとTOMIXが競い合いながら着々とラインナップをそろえてきた事の意味は大きかったと思います。

 とはいえその弊害で一時期「どのレイアウトを見ても風景が同じ」という現象もあったのですが。
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 個人的にその中の傑作と思うひとつがTOMIXの「近郊住宅」です。

 この当時Nの一般住宅はGMのキットからも出ていましたが改造がしやすい反面「どの方向から見ても同じに見える」とか「ちまちまし過ぎて印象が薄い」とか言った欠点も指摘されてきました。
 個人的に思うのですがその印象の最大の理由に「間取りが推定できない真四角な敷地設定」そして「普通なら大抵の住宅にある掃き出し窓がない」事が挙げられると思います。
 前者は切り継ぎ改造である程度は解消できますが後者はちょっと難物でした。
DSCN9409.jpg
 そんな中、わらぶき農家に続いてTOMIXがリリースしたのが近郊住宅でした。
 写真を見てお分かりの通り上述の欠点がこのモデルには殆どありません。郊外と言わず下町でも田園地帯でもどこに置いても様になる稀有なストラクチャーです。
DSCN9411.jpg
 掃き出し窓ばかりかそれに付随する雨戸の戸袋、二階のベランダ部分もきちんと再現され、一階と二階の作り分けもきちんとしています。
 このままでももちろん様になりますが室内にカーテンを引いたりベランダに干し物でも追加すると更にパーフェクトになります。

 実際、レイアウト用品としての住宅に求められるのはこの「どこにでもありそうな普通さ」であり、その点で先日書いたGMの商店と並び「偉大なる凡庸」たる所以だと思います。
 これに限らずTOMIXのストラクチャーは他社に比べると「普通さの表現」に優れたものが多く「コンビニエンスストア」「アパート」等は未だに傑作モデルと思います。
DSCN9410.jpg
 さて、なんで今になってこんな感想を書いたかと言うと先日の上京で某ショップで久しぶりにこれの中古を買い込んだ・・・ばかりでなく先日の帰省でももう一軒中古を購入(前ユーザーの趣味か、塀がレンガ色に塗られていたのがいい味出していました)したからだったりするのですが、実はそれとは別に当レイアウトでは既に二軒の郊外住宅が建っています。
 それでも敢えてこれをを買ったのは「見る向きによって印象が違う」点を買ったからで色を塗り替える等すれば同形の建物に見えなくすることも割合楽です。
 裏口周りもきちんと「裏口らしく」作られていますがここまで気配りされたモデルは今でも案外少ないです。

 今はジオコレやジオタウン、みにちゅあーとのおかげでNの住宅モデルもかなり拡充してきました。
 ですがそれらの中にこっそりこの近郊住宅を放り込んでもあっさりと溶け込んでしまう辺りはこのモデルのいちばんの人徳と言えます。

光山鉄道管理局
 HPです。

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