KATOの寝台急行「音戸」とあの頃の「北星」のはなし

 今回は久しぶりに新車のはなしです。
 先日発売されたKATOの寝台急行「音戸」の基本セットが入線しました。
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 個人的には「音戸」と言う急行自体には馴染みがないのですが、それでも二,三食指の動くポイントがあったので前々から予約していたものです。

 その一つが今回のセットでKATOとしては初登場となったスハネ30の存在。
 もうひとつがこれまたKATO初らしいマロネ41です。

 どちらも寝台客車としては旧型に属しますし、今どきのファンにはあまり知られていない形式ではないでしょうか。
DSCN6367.jpg
 まずスハネ30ですが、スハ32系っぽい小窓がずらりと並んだサイドビューの中にはきちんと寝台がモールドされています。
 見た事や馴染みがなくともこのサイドビューは十分に個性的と言えます。
 屋根上のベンチレータがこれまた独特の配列なので運転会なんかで編成を上から眺めるのも楽しめますね(笑)

 さてこの基本セットにはスハネ30が4両も入っています。
 実はこれがこのセットで私に対する最大のセールスポイントでした。
 なぜなら「昭和40年代前半の寝台急行『北星』が組めるから」です。

 昭和42・3年頃盛岡と上野を結んでいた寝台急行北星はスハネ30をメインに10系客車を何両か組み合わせた編成でした。

 当時の北星について種村直樹氏が書いていた文章を引用すると

 ~急行時代の北星も利用率は高かったが、しだいに車両が老朽化して「揺れがひどい」と評判はかんばしくなかった。振動だけならともかく、雨が降ると、あちこちで雨もりがした。
「雨のため×号車×番寝台使用停止」といった日も少なくなかったとか~
(鉄道ジャーナル昭和50年7月号「東北を駆ける新しい星・SCENEⅡブルートレイン32ㇾ北星」P61から引用)

 と決して評判がいいとは言い難い列車ではあったのですが20系、14系と特急時代の北星(っぽい)編成を揃えた身からすればやはり急行時代の北星もやってみたくなります。
 上述の様にスハネ30は急行の北星の要となる客車なだけに今回の音戸のリリースは渡りに船でした。

 A寝台車はナロネ10を使いスハネ30から前後の10系はナハネ17やオハネフ10(ここでは12で代用)などで編成する形になります。
 おまけに完全に実物準拠した編成だと後少なくとも3両スハネ30が必要なのですがそこは妥協する事にして、それでも「あの頃の北星」をイメージさせる程度の編成は組めることになります。
 但しそのためには一部の客車のアーノルドカプラーをKATOカプラーにコンバートする必要がありますが…

 でもまあ、それはそれとして、
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 とりあえず入線させた8連だけでも走らせてみたくなります。
 あいにく山陽線仕様のC62がありませんので「音戸」を名乗るには無理があるのですが、同じKATOで昨年入線しているC59をピンチヒッターに立ててレイアウトを走らせてみます。


 スハネ30の4連の並びは「編成美」と言う感じでなかなか悪くありません。旧客寝台車離れした独特な窓配置が特徴のマロネ41が程よいアクセントになっていて楽しめます。
 単純に編成美を問題にするなら後尾の10系は正直ミスマッチですが、最後尾のオハネフの扉(これだけが銀色です)がアイキャッチになっているのがご愛嬌ですね。
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 C59の走りは実に滑らかですし、なかなか楽しめました。

 なお、もう一つのマロネ41については別項を設けて取り上げる積りです。
光山鉄道管理局
 HPです。

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