バスセンターの閉鎖とレイアウトの建物に思うこと

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 盛岡にあるバスセンターが今月いっぱいで閉鎖・解体されるとの事です。

 新宿にこの間開業した「バスタ」の近代感とは対極にある「昭和30年代が未だに生き残っていた様な」レトロな施設でしたが、最近は花巻のマルカンデパートと並んで「昭和の懐かし施設」的にそっちの趣味の方々を中心に話題を呼んでいた所でした。
 私自身学生時代なんかにはバス通学でしたから、ほとんど毎日の様にその前を通ったり、たまには回数券を買いに昔の駅の切符売り場そのまんまの券売所を使ったりとかしていたものです。
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 建物の中ほどには駅の改札口にしか見えない出入り口があり長距離バスの客なんかはそこを通って裏手のバス乗り場(これがまた駅のホームみたいな代物だったのですが)に並んだりもしていました。
 先日のテレビで知ったのですが上階には駅の信号所さながらの管制室まであって眼下のバスの並びを監視しながら案内放送もそこからしていたのだそうです。

 田舎のバスセンターの常で中には待合室やら売店やら、中には時計店や八百屋みたいな台に雑誌を並べた本屋なんかがあり、雰囲気は駅そのものでした。
 それでいてそこの周囲1キロ以内には駅どころか線路すらない場所でしたから不思議な感じもしていました。

 その当時から施設の古ぼけ感は相当なものでしたがそれがどこか懐かしいというか不思議な居心地の良さを感じさせたものです。

 現住地に移り住んでからも帰省の折などに用もないのにわざわざそこへ立ち寄ってみたり、そこの前を車で通過しながら「そこがまだある」事に妙な安心感を感じたりもしました。
 実際の話、このバスセンターを含めた繁華街の一角はここ20年ほどの間に角となるデパートが移転したり、ショッピングセンターが取り壊されたりとかで思い出の建物が次々に消えてしまっていましたから。
 言い換えればバスセンターは私にとっての「思い出の街角の雰囲気を残す最後の砦みたいなもの」だった訳です。
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 10年ほど前に地方都市の電気街をモチーフにレイアウトを作った時そこの一角にファーラーのビルを並べた時にも私の頭に浮かんだのがそのバスセンターでした。
 実物の形状とは似ても似つかない物でしたが看板などで盛岡バスセンターのイメージを付け加えたものです。
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 そんな思い出の多い建物が消えてしまう。
 それを故郷から数百キロも離れた現住地でただ指をくわえてみているしかない事に少し忸怩たる思いも感じます。
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 うちのレイアウトの中には同じように「あの頃の思い出を残した建物の雰囲気を(大概が市販モデルの改造なので純粋な再現ではないのですが)反映させた」建物がいくつかあります。
 そうした建物はこれからも増えてゆくでしょう。
 そしてそれらが私の思い出と渾然一体となったレイアウトの街並みとなる時、レイアウトそのものが私の心の故郷になってゆくのかもしれません。
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 この次に帰省するときにはあの一角はすっかり変わっているでしょう。
光山鉄道管理局
 HPです。

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