ドックサイダー小型蒸機のはなし

 先日中古を見つけた骨董モデルのはなし。

DSCN7549.jpg
 トミーナインスケールからもかつて出ていたBACHMANNのドックサイダータイプBタンク。
 これの同形は以前にも入線させていたのですが今回の物はロッド類が「フルワーキングバルブ」されたかなり古い仕様です。
 (ドックサイダー自体は車体は当時のまま今でも見かけますがロッド類はこの頃よりも簡略化されています)
DSCN7546.jpg
 古いだけあって片側のロッドの一部が欠落しており試走ではそこが引っ掛かって当初はまともに走りませんでした。
 コレクションと称して死蔵させる気はさらさらないので走行に支障ない範囲でロッドの一部を外さざるを得ませんでした。
 相当に古いモデルであることを考え合わせると走行性はまあ、年式相応という所でしょう。決して「クリーム」ではありません。

DSCN7545.jpg
 ですがモデルとしてみた場合50年近く前のモデルとは思えない位にロッド周りの精密さが凄い。
 無事だった反対側(日本型でいう「非公式側」)のロッドのアクションを見るとあまりの物々しさに圧倒されます。
 あまりにロッド周りが複雑すぎてかなり横幅を取っているのでレイアウト上では「建築限界が心配になる」くらいです(笑)

 とはいうものの、TOMIX以前のナインスケールでは米国型車両の発売当初から日本型の貨車が出て以降もKSKタイプCタンクが出るまでラインナップの主力を成していたロコでした。
 なにしろセット販売で「日本型貨車を引っ張っているセット」なんてのまであった位ですし、71年当時はTMS誌上でもフライッシュマンやミニトリックスのT3に伍して高評価を得ていたロコでもあります。
 ですから当時のドックサイダーを(好き嫌い、車両の趣味性は置いておいても)レイアウト上で活躍させていたNゲージャーは結構多かったのではないかと推測されます。


 あの頃は日本型の車輛も建物もラインナップが不十分でしたから「線路があって車輛が走れば鉄道である」という程度のポリシーでレイアウトを作らざるを得ずかなり国際色豊かな線路上になっているケースが多かったですから。
 このドックサイダーの最初のユーザーも(足回りのくたびれ具合から考えても)かなりこれを使い込んでいたようです。
光山鉄道管理局
 HPです。

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