10000形電気機関車のはなし

 先月の入線車から
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 ワールド工芸の10000形電気機関車。
 言うまでもなく後のEC40となる日本初の電気機関車です。

 先日の秋葉行きで見つけたものですが、実のところこの機関車のNゲージモデルが出ているとは思いもしませんでした。
 軸配置も特殊な部類で他の機関車の動力をそのまま転用できないでしょうし。
 そもそも日本初の電気機関車とはいえ鉄道の歴史本くらいでしか興味を持たないファンも多いと思いますから。

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 ですから本機に関して言えばNのモデルとして存在する事自体が凄い事ではないかと思います。
 私の場合偶然の積み重ねとは言え、ED41、ED42、EF62、EF63と碓氷峠関連の機関車が揃って来ていた折でしたからEC40もあったらいいなくらいの気持ちでいた折の発見でしたからつい飛びついてしまった次第です。
 ですが持ち帰ってまじまじと眺めて見るとこの機関車、正にワールドのブラスモデルには向いた素材である事を再認識させられる出来と感じました。
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 機関車としては小型の部類に入るものの変則凸型のフォルムは肉薄のブラスと言う素材にはぴったりですし、エッチング表現の細部も中々の細密感。
 特に正面から見た印象は「Nの小型機でよくここまで」とすら思えるほどです。
 ワールドのこの種の機関車は既にED41を見ていますが、そちらの方がどうも今ひとつの印象だったのとは対照的です。
 その最大の理由は足回り、殊にロッド表現です。
 明治の電機らしさを演出するごく細い華奢なロッド表現はまさに10000形には似合っています。
 上回りと足回りとのバランスから言ってもワールドの電機の中では出色と言えるのではないでしょうか。
 因みに屋根上にポールは付いていますがかなり華奢な造形な上に碓氷峠の第3軌条区間の走行場面を想定しているのか、ポール自体上がりません(笑)
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 悩みどころはカプラー。
 前面にバッファーが付いている所からも分る様に当時の10000形は「ねじ式連結器」が標準仕様です。
 アーノルドは勿論のことケーディカプラーですらこの前面には似合いません。
 連結側は仕方ないにしても先頭側はどうにかならないかとか思います。

 実車同様の編成が組める客車が殆ど無いですが辛うじて1号機関車用の二軸客車ならバッファーも付いているしそこそこ破綻のない編成にはなる気がします。

 とまあ、あ。ここまでは褒め言葉。

 走行性は小型機で殆どオリジナルの仕様である関係上あまり期待していませんでしたし、帰宅後走らせてみても「ああ、やっぱりな」のレベルです。
 低速はまるで効きませんし曲りなりにまともに走らせるには結構な勢いが必要(ポイントの無通電区間をクリアする場合は特に)
 でもそんな高速走行はメーカーも推奨していませんし、何よりせっかくのロッド周りのアクションが楽しめません。
 超小型モータを使っている関係上、高負荷の運転は弱いとの事です。

 また、実車の集電用の「第3軌条用の集電シュー」のパーツがかなりはみ出ているので条件によってはこれが線路際の標識などに引っ掛かる恐れがあります。
 第一これに対応するためにアブトと第3軌条の付いたレイアウトをわざわざ作るユーザーはどれだけいることかw

 そもそも説明書には「プラ製客車1両か2軸貨車数両程度」の牽引しか想定していないことが明記されています。
 実車はそんな短編成だったのか疑問ではあります。
 おまけに長時間の運転も想定していないらしく「運転会での使用は避ける様に」とまで書かれていたりします(見透かされた!w)

 そんな点からいっても本機は運転用と言うよりもコレクターズアイテムとしての性格の強い機関車と言えます。
 近いうちに動力の再調整を考えています。

 実はこのEC40のおかげで影響を受けた事柄があるのですが、それについては適当な折を見て書きたいと思います。
光山鉄道管理局
 HPです。

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