趣味の原点を振り返る 番外編 関水金属のキハ82系

 久しぶりに趣味の中断前に入線していた大昔のNゲージモデルの思い出ばなしをば。

  現在でこそNゲージの車両は細密度バリバリ、プロポーションも実車にかなり近い物になっては来ていますが、私がこの趣味を始めた1975(昭和50)年前後の時期は関水金属、トミーナインスケールの何れもが割合に大雑把な造形なものでした。
 今の目で見ればそのラフさもそこそこ「味のひとつ」として楽しめる時もあるのですが、全体でみると当時の16番辺りに比べるとややオモチャ臭く見える面もあったものです。
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 Nゲージの車両モデルがはっきりと16番にも対抗しうる造形と走行性を身に着け始めたのはこの年の初めに関水がリリースした「キハ82系」以降からだったと記憶しています。

 モデルとしてのクオリティについては後述しますが、あの当時「初めて製品化された特急色の編成」と言うインパクトはかなり大きかったと見えて、意外と普及したモデルでもあったと思います。
 尤も、大概のユーザーにとっては本命は181系電車だったと思いますが、字際にこれが製品化されるのは2年後でした。当時はNの新製品のペースは非常に遅かったですからいつ出るかわからない181系を待ちきれない層が結構飛びついていたのではないかと。

 実は私もその一人でしたが当時の懐事情が編成での購入を許してくれない。
 なので最初は一番安いキハ80、キロ80からはじめ、動力車のキシ80、最後に先頭車のキハ82と順番に買い揃えたものです。
 先頭車を最後にしたのは「先に先頭車を買ったらそこで満足して妥協してしまいそうだったから」なのですがある事情もあってキハ82は1両買ったのみ。

 というのは学生の小遣いで1両づつ1年半くらいかけて増備していたのですが、残り1両と言う段になって関水が遂に(ようやく)181系電車のリリースを発表したのです。
 そんな訳でキハ82系の増備は一時中断、181系をどう増備しようかと方向が変わってしまいました。
 その181系ですが購入したのは結局クハ181が2両のみ。

 つまり「181系の中間車にキハ82系が転用されてしまった」のです。
 こんなバカ真似、当時の貧乏学生ゆえの面もあるのですが、もうひとつ「そんな事をやっても文句をつける奴がいなかった」と言うおおらかな環境があってこそでもあります。
 今、クハ181とキハ82系の中間車の組み合わせ編成を東京辺りのレンタルレイアウトなんかに持って行ったらどんな目でみられる事か。

 実際は181系とキハ82系とでは車体の断面が異なる(キハ82系はやや下膨れの形状です)のでよく見るとちぐはぐなのがわかるのですが当時のお座敷運転レベル(この頃になるとようやくTOMIXの線路でエンドレスが組める様にはなっていました)では意外と目立ちませんでした。
 ついでに「パンタグラフを積んだ車両が1両もない」のにそれを学校の文化祭に持って行っても誰も気が付かなかったなんて経験もw

 と私のホビー史の中の一種の黒歴史を担う存在がこのキハ82系だった訳です。
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 それを離れて見る場合、このキハ82系はそれまでのNゲージ車両になかった端正な造形とプロポーションでバージョンアップ感を感じさせたものです。
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 キシ80に積まれた動力もそれまでの103系用やキハ20系用のそれに比べてはるかに洗練されており、走行性も「特急らしい」スムーズさを見せました。

 更にこのキハ82から関水は以後の新車全てを「別売りの室内灯対応」にしたという意味でもエポックメイキングでした。
 (ついでに前照灯も別売り組み込みでしたが、さすがにこれは阿漕に見えたのか、以後のある時期から新車モデルはヘッドライトだけは標準装備になりました。
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 特急車ゆえの華やかさも含めて関水のキハ82系はNゲージそのものの未来と魅力を示した存在だったと思います。
 (でも、当時ワイドバリエーションを誇っていた16番ではキハ82は既に出ており、関水のNが出た直後位にキハ181系を製品化しているのですが)
 例によって当時のキハ82系は趣味の中断中に親類に譲渡してしまったのですが、再開後に当時モノのセットの出物を見つけ、現在はそれを使っています。

光山鉄道管理局
 HPです。


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