科捜研の女「ドクターKの失敗」

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 テレビ朝日で先週放映された「科捜研の女」が鉄道模型が登場する話でした。
 私なんかは実は放映の1時間くらい前にクラブのSNSで存在を知ったので大慌てでテレビの前に座った次第で。

 まずファーストシーンはエンドレスのナローレイアウトの俯瞰から始まります。

 エンドレスの上には2組の単行気動車が間隔を置いて高速で周遊する姿。
 (実はこれがラストへの伏線になっています)

 レイアウトのある部屋は実は殺人の現場で持ち主の若き社長は部屋の隅で刺殺体となって発見されます。
「被害者は鉄道おもちゃのコレクターだった様ね」との沢口靖子扮する主人公、榊マリコ氏のこの台詞に凍りついた鉄道模型ファンは恐らく多数いた事と思います(笑)

 そこへ現れた被害者の甥が走っている車両のひとつがさっきまで故障して動かない車両だったことを指摘。では誰が車両を修理したのか?その人物が犯人なのか?

 と、まあそういう出だしでドラマはスタートします。

 被害者の若社長は子供が触ろうとするとすぐ怒鳴り散らし、いったん捨てた妻と子供を次期社長争いの小道具に使おうとしたり出入りの子会社を一方的判断で切り捨てるなど実に嫌な奴に描写されております。ですから周囲の人物にこれまた怪しい奴が多く容疑者が割れかかっては否定される繰り返しはまさにサスペンスの王道。

 この後のストーリーについては再放送とか他のレビューを参考にして頂くとして。

 鉄道模型がドラマに登場する、それも模型の存在自体が犯罪の重要な伏線になるという性質のものはここ最近では土曜ワイド劇場で一度見たことがありますが、今回の作品について言えばおもちゃと模型の境界は極めて曖昧に描写されています。
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 今回のゲストである西村まさ彦演じる容疑者の1人の「ドクターK」が子供のおもちゃの修理屋という設定上、鉄道模型をあえて玩具に割り切ってしまう意図はあったと思います。
 ですがあの設定なら別に模型でなくても、例えばプラレールでも一向に構わない内容とは思いましたが。
 また、被害者の描写も「いい歳をして汽車のおもちゃに血道をあげる冷酷かつ未成熟なおっさん」の域を出ていなかったりします。この手の描写も70年代末、NHKの事件記者もののドラマでこれに近い性格描写が描かれています。
 (この件については当時のTMSの「ミキスト」欄で山崎喜陽氏が触れています)
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 本作は一応トミーテックや地元の模型クラブなんかが協力している模様で、登場するモデルも鉄コレのナローゲージモデルの塗り替え品が使われています。せっかく風景付きのレイアウト上を走らせているんだから、あんな高速でぐるぐる周りなんて演出はやって欲しくなかったですね。
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 東映のドラマでは以前紹介した「特別機動捜査隊」なんかで鉄道模型のファンを「変わり者だが愛すべき人たち」と言った感じで描写しており、また映画でも数々の鉄道物の作品を物にした実績のあるところなのですが、さすがに今回は被害者の性格と趣味性が混同されかねない描写にステレオタイプが感じられる気もしないではありません。
 とはいえ、こんなことを書いてみた所で大概の視聴者はあまり気にせず観てしまうとは思いますが。

 まあ、そんな話は置いておいて
 実はこれを見る前に西村雅彦氏主演の「巡査 今泉慎太郎」をCSで観ていたのですが、その後に本作を観るとあれから20年以上経ったせいか「西村さん、老けたなあ」と言う感慨が(汗)

光山鉄道管理局
 HPです。


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