鉄道ミステリとNゲージ・35「移動密室」と153系

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 鉄道ミステリとNゲージネタから
 今回は徳間書店版「殺意の終着点」から山村直樹作「移動密室」を取り上げます。

 静岡を疾走する「東海1号」のトイレの中で男の乗客が毒殺されているのが発見されると言う冒頭からこの物語はスタートします。
 同じ頃、33歳の独身者の会を主宰し、たまたま並走している新幹線を使って会員たちのツアー旅行を進めていた主人公のタウン誌編集長は知り合いの新聞記者から東海1号での殺人事件と被害者がその会員の1人であったことを知らされます。

 ツアー客の中に被害者の知り合いが複数いた事から、その中に犯人がいるのではないかと言う疑いを持った矢先、その知り合いの1人の女性が同様に毒殺されると言う事態が起こります。
 犯人は誰なのか?その動機は?アリバイトリックは何か?


 と言うのが大まかなストーリーです。

 本作は時刻表トリック主体の昭和の鉄道ミステリ短編の典型みたいな作品で盛り上がりに欠ける難はあるものの、割合安心して読める一編と思います。

 さて、本作の殺人現場となる「東海1号」ですが、書かれた時代から推察するに153系が使われていた末期ではないかと思います。
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 その153系ですが、Nゲージでは初の国鉄型急行電車としてKATOからリリースされました。最近では競合社が増え初期の大窓の運転台の仕様もモデル化されていますが、初期の153系は165系や457系への展開をも見据えてか窓が小さい高運転台仕様から出されていました。
 私個人も「初めて編成で揃えた電車モデル」だったので記憶に残ります(笑)
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 これが出た1980年頃はKATOのモデルの造形も安定してきた頃でもあり実に手堅い構造と造形でした。今のモデルと並べてもそれほど印象に差がない辺り安定感があります。走行性も前作の181系辺りからスムーズになってきていて、当時の私にとってはお座敷運転の花形でした。
 153系というと湘南色がまず連想されますが、関西で使われていた「新快速色」仕様もすぐ後に追加。イメージこそ変わりましたが、こちらはこちらで独特の軽快感のあるカラーリングが好みだったりします。
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光山鉄道管理局
 HPです。


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