マンガ「チャレンジくん」と「C57」のはなし

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 一昨年辺りに高志国太郎さんのブログ記事「漫画の中のNゲージ」を拝見して以来「鉄道模型が出てくる一般漫画」というジャンルに興味を持ち、折を見ながら鉄道模型漫画を探しているのですが、そこで最近拾い上げた成果(笑)から。

 ただし今回の題材については本来ならもっと早く気づいて然るべきだったものでお恥ずかしい次第です。
 何故なら80年代のNゲージブームの時期にリアルタイムで描かれていた作品だったからです。
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 ものは弘済出版社から全5巻でコミックスが出ていた(現在では電子書籍でも読めます)荘司としお作「チャレンジくん」
 本作は旧国鉄の「いい旅チャレンジ2万キロ」に因んだタイアップ漫画の様なものらしいですが当ブログでの注目点は「主人公がNゲージ鉄道模型ファン」という設定だった事です。

 冒頭の3ページで主人公が池袋西口の模型店(たぶん「しぐなるは〇す」?)でTOMIXのレイアウトを楽しんでいる描写が見られます。
 作者は少なくともTOMIXはよく調べて書いている様ですが、その後も自宅のテーブルに橋上駅とポイントのついたレイアウトがあるのが確認できました。

 なお、本作の主題は模型鉄の主人公がチャレンジ2万キロに挑戦を志し乗り鉄に転向する話。しかもストーリーが進むにつれて錯綜しまくりの人間関係の下、遂には主人公自身の出生の秘密までが絡むサスペンス漫画になっているという構成。
 これを通しで読むと結構驚かされます。(実は私もそのひとりですw)

 さて、最近これを読んでいて、鉄道描写で気になったのがSLやまぐち号の回で「牽引している12系よりキャブの屋根が高いC57」が描かれていた事です。
 ひょっとするとKATOのC57にTOMIXの12系を牽かせたものをモデルに描き起こしたものかもしれません(笑)
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 少々気になったので当時製品化されていたKATOのC57にTOMIXの初期型12系をつなげて見ると確かにキャブの屋根が客車のそれより高くなっています。当時(と言うかつい最近まで)KATOの蒸気機関車モデルはNゲージの通常スケールよりも大きめにモデル化されていたので(わかる人にはわかるというレベルで)牽引する客車や貨車よりも心持キャブの屋根が高いという特徴がありました。
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 こちらは現行のKATOのC57に同じ客車を牽かせたものですが、機関車自体がいわゆる「ファインスケール化」という奴で以前のモデルよりも小ぶりになり客車の屋根とほぼ同じ高さに揃っているのが確認できます。
 
 とはいえ、それでマンガの値打ちが下がる訳ではなし、あの当時の鉄道模型事情がこういうものだったというのを偲ばせる意味では当時の雰囲気を偲ぶよすがにはなると思います。

 そのほかの車両のイラストはしっかりしていますし。
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 そういえば、最近終了したある人気アニメに登場する「(もちろん実物として登場している)電車のパンタグラフがNゲージ製品のそれだった」なんて実例もありましたが、こういうのは「わかる人だけが分かればそれでいい」くらいの気持ちで接するのが精神衛生上好いのかもしれません。

光山鉄道管理局
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